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2022年 JTBCクラシック presented by バーバゾル
期間:03/24〜03/27 場所:アビアラGC(カリフォルニア州)

ゼクシオ、XVボール…「先入観」捨てた畑岡奈紗のビッグチェンジ

◇米国女子◇JTBCクラシックpresented by バーバゾル 事前(22日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6609yd(パー72)

1月のシーズン開幕からフロリダでの3試合を終え、シンガポール、タイと2連戦のアジアシリーズに飛んだ畑岡奈紗は大きな決断を下して試合に臨んでいた。

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住友ゴム工業のスリクソンシリーズを愛用し、数年来替えていなかった1Wを「ゼクシオ エックス ドライバー」にスイッチ。アイアンも同じ「スリクソン Z785のシャフトをスチールとカーボンの複合モデル(トゥルーテンパーのスチールファイバーi95)に変更。ボールも「Zスター XV」にして、文字通りバッグの中身を一新した。

「クラブじゃなくて腕でしょ、じゃないですけど(笑)」。これまでの自身のスタンスを冗談めかすが、慣れ親しんだ相棒への信頼は、いつしか先入観に近いものを生むこともあったという。例えばボール。アマチュア時代から「XV」を愛用していた畑岡が、よりソフトな打感が売りの「Zスター」に替えたのがちょうど米ツアー2年目のこの試合(当時はキア・クラシック)だった。

「それ以来、『XV』をあんまりテストしてこなくて。『XV』はすごく硬いから(米ツアーのグリーンでは)止まらないんじゃないかというのが、特にグリーン周りであった。同じ『XV』でも、その頃よりだいぶ軟らかく進化している。(替えるのは)そんなに迷わなかったです」。スイングを磨き上げる作業は絶え間なく続けてきた一方、クラブも同様だった。「(むしろ)替えるのがイヤだなって思っていたところもあって。スイングが変わっている中でクラブは4年くらい(同じものを)使っていた。でも、自分のトレーニングは継続しますけど、1ydでも変わるなら、もっとクラブに頼って良いんじゃないかということも教えてもらった」

少しだけ心をフラットにして、スイングとギアのベストなマッチングを再検討。その手応えは、主戦場の米国に戻ってきてもアジアシリーズから大きく変わっていないバッグの中身が証明している。アジアでは8.5度だった1Wのロフトを9.5度にするなど、調整は次の段階に入ってきた。

次週に今季メジャー初戦「シェブロン選手権」を控える現状は「状態からしたら、まだ50、60%くらい」。アドレスのポジションなど細部を詰め、まずは2019年に制した舞台で勢いをつけたい。(カリフォルニア州カールスバッド/亀山泰宏)

<JTBCクラシック開幕2日前のクラブセッティング>
ドライバー:ダンロップ ゼクシオ エックス(ロフト9.5度)
シャフト: 藤倉コンポジット VENTUS RED (重さ50g台、硬さS、長さ45インチ)
フェアウェイウッド: ダンロップ スリクソン ZX(3番15度)
ユーティリティ:ダンロップ スリクソン ZX (3番18度、4番22度)
アイアン:ダンロップ スリクソン Z785(5番~PW)
ウェッジ:クリーブランド 588 RTX 2.0 プレシジョン フォージド(50、54、58度)
パター:ベティナルディSS3 DASS
ボール:ダンロップ Zスター XV

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