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「男子からの思いもあった」 服部道子コーチは感涙

東京五輪 女子最終日(7日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇女子6648yd(パー71)

自国開催の東京五輪で、稲見萌寧が日本ゴルフ界に初めての銀メダルをもたらした。

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「男子からの思いもあったので…」と、女子チームの服部道子コーチは目に涙をためながら、「本当に良い形で思いを形にすることができました」と喜んだ。

「きのう、稲見さんが『プレーオフに負けない』って言っていたので安心して見ていましたけど、きょうも1日、自分のゴルフに徹して、それほど国際経験はないけれど堂々とプレーして、その中でも楽しんでいた姿が頼もしく感じました」と続けた。

期間中、会場には1977年の海外メジャー「全米女子プロ」を制した樋口久子さんや、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長、米ツアー9勝の宮里藍さんらこれまで日本女子ゴルフ界をけん引してきた人々も顔をそろえた。前週の男子で果たせなかったメダル獲得の夢。だが、チームジャパンで勝ち取ったことも間違いない。

「(メダル獲得は)すごく大きな意味があると思います。先週の松山(英樹)さんが、2週間前の合同練習のときからチームでやって、そういうもの(メダル獲得)も託されましたし、ここ霞ヶ関はジュニアの登竜門なので、そういった特別な場所で銀メダルは大きいものだと思います」と、今後のメダル効果にも期待する。日本のゴルフ界が、また新たな金字塔を打ち立てた。(埼玉県川越市/今岡涼太)

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