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2021年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権
期間:06/24〜06/27 場所:アトランタアスレチッククラブ(ジョージア州)

米ツアーメンバー初戦 20歳になった笹生優花は21位

◇米国女子メジャー◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 最終日(27日)◇アトランタアスレチッククラブ・ハイランズC(ジョージア州)◇6831yd(パー72)

大会最終日、42位から出た笹生優花は1イーグル5バーディ、2ボギーの「67」で通算3アンダーとして、米ツアーメンバーとしての初戦を21位で終えた。

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12番(パー5)、序盤からスコアを伸ばしていた笹生は5Iで2オンに成功してイーグル奪取。直後の2連続ボギーに「イーグルは何のためだろう」と苦笑いを浮かべたが、17番(パー3)、18番(パー5)と上がり2ホールで再び連続バーディを取り返した。

笹生は、次週一週間のオフを挟んで「マラソンクラシック by Dana」、「ダウグレートレークスベイ招待」、「アムンディ エビアン選手権」と3連戦。その後、「東京五輪」、「AIG女子オープン」(全英女子)と一週間ずつのオフを挟みながら、日本とヨーロッパを往復する。

日本とフィリピンの両国籍を持つ笹生は「東京五輪」はフィリピン代表としてプレーする。「オリンピックは新しいメジャー大会という感じ。みんな楽しみにしていると思うので、頑張りたい。アジア大会で金メダルを取ったから、もう1つ取れたらいいと思うけど、取りたいという意味ではなく楽しみたいです」と抱負を語った。

米ツアーメンバーとしての生活は始まったばかり。「移動は全然大丈夫なんだけど、家がないので荷物を持っていくのが大変です」と、いまは10日分ほどの着替えや食料を6つのスーツケースに詰め込んで、ホテルからホテルへと移動する生活。今オフにも、米国内に拠点を作るつもりだという。

ちょうど一週間前の6月20日(日)に20歳の誕生日を迎えたが、「(今大会の)練習ラウンドをしていて、ゴルフに集中していたのでほとんど忘れていました。年を取りたくないから、忘れてもいいよね?」とおどけた笹生。それでも、日本にいる母がケーキを買ってきて、妹や弟も祝ってくれたという。「(テレビ電話の画面越しに)誰がローソクの火を消すの!」と笑ったといい、「ケーキを食べられなくて残念でした」とすねてみせた。(ジョージア州ジョンズクリーク/今岡涼太)

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