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2021年 全米女子オープン
期間:06/03〜06/06 場所:オリンピッククラブ(レイクコース)(カリフォルニア州)

“負けるが勝ち” のショット復調 畑岡奈紗「これくらいなら上に行ける」

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 事前情報(2日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

ここまでポジティブな畑岡奈紗は久しぶりだ。開幕前日、「今はすごく楽しみです」と明るい表情で大会への抱負を語った。「これくらいの調子なら上に行けると思っているので、そこを崩さないようにだけ、していきたいです」

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前週のマッチプレーまではショットに残る違和感をどうしても消せなかったが、最後に対戦したパティ・タバタナキット(タイ)との試合にヒントがあった。試合には6&4で完敗したが、「ただで負けられないなって(笑)。何か盗まなきゃいけないと思って(タバタナキットを)見ていたら、すごくイメージが湧いてきた」と、年間最優秀選手と新人賞で現在トップを走る21歳を見てひらめいた。

タバタナキットは飛距離でもツアー3位。「ダニエル・カンと『彼女(パティ)はゆったり振っているけど300yd超え。なんなんだろうね』って話をしていた」という畑岡は、じっくりと観察して、「ちょっとグリップかなっていうところがあった」と気付いた点を試合後の練習場で早速テスト。下から握っていた右手を、スクエア(ウィーク)方向に戻すと、テークバックが安定して上がるようになったという。

「ボールから30cmのテークバックでその先のことが決まるけど、意識しても、その30 cmを真っ直ぐ上げることがなかなかできなかった。フェースが開いたり、インに上げたりしていたのを、上げやすくできるようになった」と効果はてきめん。

「フェースの開閉という部分で右手を意識しやすい。球を曲げるイメージも、右手をうまく使えている時は右手の意識が強いので、そういう感覚が戻ってきたかな」と、今大会でも風向きとホールの傾斜を考えながら、積極的にフェードとドローを打ち分けてグリーンを攻めていく。

「そこ(グリップ)にだけ意識が行っているので、曲がっちゃうっていう悪いイメージが減ってきた」という畑岡。「スイングがいきなり変わるのは、そういう小さいところから始まっているんだなって感じました」と、立ち込めていた霧が晴れるように直前で悩みも消えて、「全米女子オープン」の大舞台に挑んでいく。(カリフォルニア州サンフランシスコ/今岡涼太)

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