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2021年 全米女子オープン
期間:06/03〜06/06 場所:オリンピッククラブ(レイクコース)(カリフォルニア州)

全米初出場の梶谷翼「オーガスタとはぜんぜん違う」

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 事前情報(1日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71)

「オーガスタ女子アマ」覇者として「全米女子オープン」に初出場を果たす梶谷翼(兵庫・滝川第二高3年)は「激ムズです。やばいなぁ…ってお手上げ状態です」と、世界最高峰の舞台に驚きを隠せなかった。

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「どのホールもフェアウェイが左右どちらかに傾いていて、打っていくところがめちゃ限られている。プラス、風もあるのでなおさらラフに行きやすいし、ラフは粘り気があって長いから、球がすっぽり埋まってしまう。ラフからだと刻むとかじゃなくて、チョロしか出ない。グリーンも小さいし、グリーン周りのラフもきつい。オーガスタとはぜんぜん違います」とため息まじり。

前日は朴仁妃(韓国)、ダニエル・カン組に飛び込んで練習ラウンドを行ったが、「自分の練ランに夢中で見る余裕がなかったし、会話もできなかったです」と、コースを回るだけで手一杯。偉大な先輩たちとの交流もままならなかった。

だが、それも初挑戦なら致し方ない。「ここに来て悩んでもあまり変わらないと思うので、それよりも楽しみたい。得られるものもたくさんあると思うので、それを持って帰って取り組んで、次に生かすのがいいと思う」と真正面からぶつかっていく。

サンフランシスコ到着後は、ゴールデンゲートブリッジを観光し、メジャーリーグの大谷翔平(エンゼルス)が登板した5月29日のアスレチックス戦は、なんと自身の“野球初観戦”になったという。「遠い席だったので良く分からなかったけど、なんか投げていましたね」と笑った梶谷。今はピンと来なくても、そんな一つひとつの経験に、これから意味が生まれるはずだ。(カリフォルニア州サンフランシスコ/今岡涼太)

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