「我が道を進む」渋野日向子 “タキアセ”の初シンガポール【動画メッセージ付き】
2021年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:04/29〜05/02 場所:セントーサGC(シンガポール)
畑岡奈紗はメジャーも視野に「徐々に上げていきたい」
◇米国女子◇HSBC女子チャンピオンズ 事前情報(28日)◇セントーサGC(シンガポール)◇6718yd(パー72)
2年前に初出場したとき、コースは乾いて硬かったが今週は違う。畑岡奈紗は8番(498yd/パー5)を例に出し、「2年前はハイブリッド、ハイブリッドでグリーンにのっていたけど、今年はランが出ないので1W、3Wでやっとのるか、のらないか」とその違いを説明した。
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それでも、距離は長くなるがグリーンは止まりやすい。「2年前はグリーンが硬すぎて難しかったけど、今年は7Iでも10yd転がるかどうか。普段に近い攻め方ができるのは今年の方かな」とピンを狙う番手は上がっても、一方で攻めやすさも感じている。
畑岡は今季5試合に出場して52位が最上位と、まだ本来の力は発揮できていない。シーズンオフから取り組んでいるスイングの微調整が、なかなか試合で安定感を持って再現することができないのだ。
「ここ何年かでトップのポジションがオーバーになることが多かったので、そこを改善したいと思ってやってきた。だけど、もう2年とかそういう癖がついちゃっているので、トップを少し回し過ぎないように意識するのは難しい。それによって切り返しのタイミングも変わってくるので、そこがちょっと難しいところです」と今の課題を説明した。
練習場での感覚は良くても、試合でそれを出せないのが現状だ。もどかしいが、6月には2つのメジャー大会が迫っていて、8月には自国開催のオリンピックも待っている。「こういうスイングをしたら、こういうボールが出るっていうのが100%の状態ではない。次のメジャーに向けて徐々に上げていかないといけないかなと思います」と気合いを見せた。
2週間前の「ロッテ選手権」に出場後、ロサンゼルスで一週間を過ごしてから、シンガポールに乗り込んできた。ここからアジアシリーズ2連戦。予選落ちのない2週間で、浮上のきっかけをつかみたい。