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2020年 全米女子オープン
期間:12/10〜12/14 場所:チャンピオンズGC(テキサス州)

12月移行で異例2コース開催 渋野日向子も60ホール超の練習ラウンドに

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 事前(8日)◇チャンピオンズGC (テキサス州)◇サイプレスクリークコース 6731yd(パー71)、ジャックラビットコース 6552yd(パー71)

コロナ禍で初の冬場開催となった2020年のメジャー最終戦。156人のフルフィールドにこだわった全米ゴルフ協会(USGA)だが、短い日照時間に対応するため、予選ラウンドを2コースで実施する。米男子ツアーでは見られるが、女子ゴルフ界では異例。4日(金)に渡米した渋野日向子も開幕2日前までに、計54ホールの事前ラウンドを済ませている。

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開催時期を本来の6月から12月に移したことで、USGAは1コースで実施する場合、出場人数減の必要に迫られた。だが、今年で75回目と女子最古とされるメジャー大会は、初めて2コースを使用することで出場者数を守った。結果的に選手は普段以上に、練習ラウンドの量を求められている。

渋野のコースチェックも他選手同様、決勝ラウンドを含めた54ホールで使われるサイプレスクリークにより比重を置く。会場に入った5日(土)に18ホール、7日(月)は西村優菜らと同組でアウト9ホールとすでに27ホールを確認した。今年とくに意識するようになったリスクヘッジ、グリーンを狙うショットの落としどころや攻守のバランスを考えながら調整を続けている。開幕前日も第1ラウンドで前年覇者のイ・ジョンウン6(韓国)らと回る同コースで最終確認を終える予定だ。

加えて、カップが切られる位置を想定しながら傾斜の激しい大きさのあるグリーンでパッティングを繰り返し、ティフトン芝が混ざるグリーン周りでも感触を確かめている。第2ラウンドでプレーするジャックラビットは6日(日)に18ホールを確認、この日インから9ホールを回った。

大会前週からの長丁場の準備になり、9ホールで終えた週明けの2日間は夕方には宿舎に戻った。時差ボケ対策なども含め1日(火)に渡米した原英莉花らと同じように、体力面も考慮に入れながらの調整に見える。国内ツアーラスト2試合でトップ5入りを果たした渋野にとって、上向いた状態で迎える20年最後の大一番だ。(テキサス州ヒューストン/林洋平)

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