「ショップライトLPGAクラシックby Acer」最終スコア
2020年 ショップライトLPGAクラシックby Acer
期間:10/01〜10/04 場所:シービュー・ア・ドルチェホテル(ニュージャージー州)
謙虚さとのはざまで 河本結が求めてやまない“自信”
◇米国女子◇ショップライトLPGAクラシックby Acer 最終日(4日)◇シービュー・ア・ドルチェホテル(ニュージャージー州)◇6190yd(パー71)
河本結はラウンド後のインタビューの中で12回、「自信」という言葉を口にした。米ツアー参戦1年目も終盤戦に入り、日本で培ってきたはずが揺らいでいるジレンマ。いま一番求めているものであり、簡単には手に入らないとも分かっている。
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世界最高峰の舞台に集う選手なら、誰もが一定の技術を備えている。その中で抜きん出るために必要不可欠な要素と考えている。「いいゴルフをするためには、本当に自信だと思う。キャディさんもみんな、『いいプレーヤーは過剰なくらいの自信を持っている』と言いますし。そうじゃないと(ミスしても取り返せると)気持ちを切り替えられないし、自分を下手と思い込み過ぎても、どんどん(メンタルが)下がっていっちゃうだけ」
一方でツアールーキーとして、何もかもを謙虚に学ぶ立場。課題と真摯(しんし)に向き合うことに必死だ。「そこの配分というか、気持ちの持ち方はまだ定まっていないですけど、慣れていったら、きっと自分に自信を持っていけるのかな。無理やり自信をつけずに、もっと練習して、もっと成績を出して、つけていけたら」と地道な取り組みを続ける覚悟を示した。
4日間を通してショートパットに苦しんだ。この日もスタートの10番で「1mないくらい」のバーディパットを外し、後半2番でも同じような距離を決められずパー。「自信を持ってラインを決めて、そこに打つことができなかった」。やはり、同じフレーズを繰り返した。
それでも「69」で回り、通算4アンダー40位で終えた。「あすから練習ラウンドも始まりますし、クヨクヨしている暇はないです」。自らを鼓舞しながら、車で2時間もかからない次戦「KPMG全米女子プロ選手権」の会場があるペンシルベニア州へ向かった。(ニュージャージー州ギャロウェイ/亀山泰宏)