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米女子ツアー出場権来季持ち越し 渋野日向子が参戦予定の予選会は中止に

米国女子ツアー(LPGA)は20日、新型コロナウイルス感染拡大の影響による試合数減に伴い、2020年シーズンの各選手の出場資格を21年まで確保することを発表した。渋野日向子が参戦を計画していた、ツアーのシード外から出場資格を争う予選会は行わない。

LPGAは2月にシーズンを中断し、最短で7月23日開幕の「マラソンクラシック by Dana」(オハイオ州ハイランドメドウズGC)での再開を予定している。今季の残り試合も20年シーズンの公式戦としてカウントされるが、選手たちは現在よりも優先順位の高い資格を得ない限り、出場権は来季もキープされる。

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決定についてLPGAコミッショナーのマイク・ワン氏は「正確にはいつプレーできるか、渡航の制限でどんな変化が起きるかまだ分からない。新型コロナウイルスはすべての人の2020年に影響を与えているが、キャリアに(悪い)影響が及ばないようにすべきことが正しいと思っている」と説明した。

一方で来季を前にレギュラーツアーに昇格する道は限りなく少なくなった。下部シメトラツアーからは今季8試合以上が行われた場合のみ、ランキングの上位5人に限定的な出場権を付与。昨年「AIG全英女子オープン」を制した渋野は予選会への挑戦を明言していたが、ツアー参戦にはプラン再考が不可欠となった。

LPGAは6月から10月に開催を延期していた「マイヤーLPGAクラシック ブライズフィールドCC」が中止となり、5月から7月に変更の「ショップライトLPGAクラシックby Acer」をこの週(10月2~4日)に再延期して行うことも発表した。

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