同組ポーラ・クリーマーとハイタッチする安田祐香

◇海外女子メジャー◇AIG全英女子オープン 2日目（2日）◇ウォーバーンGC（イングランド）◇6585yd（パー72）

アマチュアの安田祐香（大手前大1年）がメジャー2試合連続の予選通過を決めた。62位タイから4バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、通算1アンダーの36位タイ。後半に巻き返し、前週「エビアン選手権」に続く決勝ラウンドでローアマチュアを目指す。

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安堵（あんど）感と疲労感をたっぷり漂わせ、2mのバーディパットを沈めた18番グリーンを降りた。「（予選通過へ）パーかボギーで良いとは思っていたけど、たくさんギャラリーがいたから、めっちゃ緊張しました。まずはホッとしました。きょうは疲れましたね」。18歳はカットラインを意識し続けた一日を素直に振り返った。

カラーから3パットとした2番（パー5）でボギーを先行すると、バーディ、ボギーを繰り返し、4番を終えて2オーバー。一時は65位タイまでに設定された決勝ラウンド進出の圏外に落ちたが、7番と11番（ともにパー5）で1.5mにつけ2連続バーディを奪い、再び浮上した。苦手なパットを「29」として「悪いと言っても、30パット以内にまとめられているので」と及第点を与えた。

最終18番をバーディ締め。安田祐香はメジャー2試合連続で予選通過

4月の「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」を制し、メジャー2連戦の出場権を獲得した。父との間で、2試合連続予選通過かローアマチュアを達成すれば「犬を飼う」約束をし、渡欧。両方の条件を満たし、「これで完全に確定か」と問われると「もうもうもう。はい。めっちゃ言いましたもん」と無邪気にほほ笑んだ。

「（2戦連続の予選通過は）思っていなかった。メジャー2連戦は、どこまで行けるかなっていうのが、知れるかなという感じだった。いまは予選通過もできているので、もっと上位を目指したい」。ローアマ争いでは、タイのアタヤ・ティティクル（3アンダーの23位タイ）に続く2番手につける。「のびのび回れると思うので、勉強しつつ、自分のプレーをしたい」と週末へ意気込んだ。（イングランド・ウォーバーン／林洋平）