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<賞金王にもっとも迫った男!! 高山忠洋の魅力>

昨年はベ・サンムンに続く、年間2勝をあげて賞金ランクは2位に。2勝目となった11月の「カシオワールドオープン」では、初優勝がかかっていた宮里優作とのV争いに、「おかしいなあ、俺は4勝(当時)もしているのに。優作のほうが声援が多かった」と、苦笑交じりに首をかしげた高山だったが、その人柄は魅力いっぱい。

その優勝直後に流した涙は、自分のためではなかった。ホールアウトしてすぐに気にかけたのが、友人の成績。研修生時代からの“戦友”でもある富田雅哉は、6年目のシード権の確保がかかっていた。しかし「俺は1打、足りんかった」と、涙ながらに打ち明けられて、高山も大泣きせずにはいられなかった。

単独首位につけた前日3日目の夜。高山は眠れずに、ホテルのベランダに出て高知の夜空を眺めていた。と、ふいに「ガラガラ」と開いた隣の部屋の窓。「おっ」と、同時に声をあげた。やはり眠れずにいた富田だった。2人で見上げた満点の星空。心を落ち着け、静かに健闘を誓い合った。そのすぐ翌日のことだっただけに、友人の無念がことさら胸に染みた。今季2勝目にも、表彰式で沈んだ顔をしていたのはそのせいだった。「ずっと気になっていたから・・・」。シード落ちを喫した友人を、本気で思いやる優しさがこもっていた。

2005年にツアー通算2勝目を挙げるも、そのあと長くくすぶっていたのは、持病の左手首痛に悩まされたから。片山晋呉にミツバチの毒が効くと聞けば、さっそく患部に打ったりと、あらゆる手を尽くした中でも劇的な回復を見せたのは、秀島正芳トレーナーとの出会いが大きい。

「輪ゴムが劣化して、切れる寸前のようだった」という深刻な症状も「手首のスペシャリスト」と高山も絶大の信頼を寄せる秀島トレーナーの渾身の治療で、一昨年の復活Vからあっという間に3つの勝ち星を重ねた。

さらに見逃せないのが“あげまん”の存在だ。結婚3年目の妻、梢(こずえ)さんは「近ごろでは俺のスイングにまで意見を言うようになってきた」と夫も苦笑するほど。マネージャーとしても辣腕をふるい、勝利に大いに貢献している。その美貌も評判で、昨年は2人揃って大会のポスターに登場するなり「あのアイドルは誰?!」と、芸能人に間違われたほど。

今もデレデレの夫はラブラブぶりを隠そうともせずに、いつも大胆な抱擁シーンがまた非常に絵になる。そして優勝インタビューでは感謝と労いを忘れない。「こうして優勝出来たのは、妻の梢のおかげです」。元・高校球児らしく、愛の言葉も直球勝負。昨年の賞金王にもっとも迫った男の魅力は、なんといってもこの率直さ。「僕にとって、なくてはならない存在」という愛妻と二人三脚で、2012年こそ頂点を狙う。

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