不屈の丸山茂樹 耐えて5位タイ
ツアープレーヤーたちのプライド<丸山茂樹>
10月19日火曜日。来年4月15日の開催が決定したアジア対日本のチーム対抗戦の第2回大会「VISAダイナスティカップ」の記者発表が行われた日と、丸山茂樹の帰国がくしくも重なった。
これを受けて丸山が、同対抗戦に出場する意思があることを表明した。
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昨年3月に行われた第1回大会で日本チームは7.5ポイント対16.5ポイントの大差で惨敗。そればかりか、今年9月の韓国対日本のチーム対抗戦「ヨンピョンバーチヒルズカップ日韓対抗戦」でも、プレーオフの末に敗退した。
丸山はいずれの対抗戦も、米国ツアーとのスケジュール調整が合わず、やむなく出場を見送ったのだが、この戦積に「みなぎる闘志を感じました」。世界を股にかけて戦うマルちゃんの闘志とプライドに火をつけた。
「どっちも負けるなんて、考えられない結果。日本はアジアの先頭に立つツアーだと僕は信じている。なのに韓国チームにまでやられるなんて・・・。みんなもっともっと、悔しいと思わなければいけないよ」と、3年ぶりの国内ツアーとなった「ブリヂストンオープン」の会場で、カツを入れた。
「今度こそ圧勝して、『日本の一軍メンバーが出場すればどうなるか』ということをアジア、世界に伝えたい」と、力強く言いきった。
第2回大会は、幸いメジャー第1戦「マスターズ」の翌週に開催されるため、丸山も出場できる可能性が高い。「スケジュールや体調面での調整がつけば、(片山)晋呉や谷口君にも『出ようよ!』と言って、みんなを引き連れて一緒に出たい」
世界に誇る日本のエースが、母国の威厳を取り戻すために、立ち上がろうとしている。
トーナメントで起こったルール裁定の実例
<ブリヂストンオープン>
「これって、救済できますか?」
1日目、18番ホール(パー5)のセカンド地点で競技委員要請がある。
プレーヤーの球は、左の松林近くにある10センチ程窪んだ所に入っている状態。競技委員の裁定は、前日の点検ではこのような穴はなく明らかに前夜の台風による豪雨の影響で土が流され、そのようなへこみの穴ができたと判断し、「異常なグラウンド状態」の救済を認めた。
規則25-1a、25-1b(i)
読者の皆さん、今年は台風の当たり年でゴルフコースはさまざまな被害を受けています。プレー中もしかしたら救済が受けれるのではないかと思ったときは、規則に従って第2の球をプレーして、後で競技委員の裁定を受けるのも良いのでは!
<東京ドームカップ>
今年のチャレンジトーナメントは、台風23号の影響で18ホールでの短縮競技となった。14番ホール(パー3)グリーンで競技委員要請があった。
事の内容は、グリーンのカラー付近が白線にて修理地となっており、球はその中にあり救済のニヤレストポイントがグリーン上となるが良いかとの事であった。
競技委員の裁定は、スルーザグリーンにある球の救済のニヤレストポイントはハザード内やグリーン上であってはならないので、スルーザグリーンで救済のニヤレストポイントを決定しなさいと伝える。
プレーヤーは、ニヤレストポイントがラフになるので、グリーンカラーの修理地内にある球をそのままプレーした。
規則25-1b(i)
読者の皆さん、グリーン上にある球がカジュアルウォーターの救済でグリーンの外にニヤレストポイントとなる事はあっても、その逆は規則で認められておりません。ご注意を!