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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの原動力<高橋勝成>

2004/08/16 09:00

今月9日の午前9時10分、高橋勝成の次男・勝紀君が、亡くなった。急性リンパ性白血病だった。まだ、8歳だった。5年前に発病して以来、高橋家にとっては毎日が、死の不安と背中合わせだった。

入退院の繰り返しに、昨年1月にはいよいよ長男・成輝君の骨髄を移植する手術も行われた。その結果、「100日目には退院できる」との明るい知らせを受け、「今度こそ・・・」という希望も、あっけなく打ち砕かれた。念願の日まであと5日と迫った4月25日に再発。

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その後は、徳島のがんセンターに病院を移し、化学療法による懸命の治療が続けられていた。昨年11月には再び退院を果たし、久しぶりに一家に笑顔が戻った矢先だった。

今年6月に再発、入院―。
「このままずっと、そばについていてやりたい・・・」激しく後ろ髪ひかれながらも高橋は、試合に出場し続けた。「僕が戦いをやめれば、勝紀が死んでしまうような気がするから・・・」。1戦1戦、1打1打。完治への願いをこめて、懸命に球を打った。

そんな熱い思いこそが、シニアツアーとレギュラーツアーを股にかけて戦う原動力だった。そんな切ないまでの父の願いもかなえられず、勝紀君はとうとう帰らぬ人となった。今週11日に執り行われた葬儀の席で高橋は、気丈にも笑みさえ浮かべながら、大勢の弔問客を前に言った。

「今日は、勝紀の退院祝いです」。すさまじい闘病生活の間も、高橋家にはこんな決まり文句があった。それは、「どんなに辛くても、『辛い』という言葉は絶対に口にしないようにしよう」ということ。いつでも前向きに物事をとらえ、絶対に悲観しない・・・。その決意は、最愛の息子を失ったいまでさえ同じだった。「勝紀の死を、後ろ向きに考えたくない」という高橋の思いがあふれ出ていた。

「・・・こんなにたくさんのみなさんに、退院祝いをしていただいた勝紀はほんとうに幸せな子でした。確かに、生きて帰っては来られなかったけれど、それでも勝紀には『やっと退院できたね』と言って、心から祝ってやりたいと・・・」最後のほうはもう、嗚咽で声にならなかった。次週は、大会4連覇がかかったファンケルシニアクラシックが開幕する。毎年、勝紀君の回復をかけて、歯を食いしばって戦ってきた思い入れの強い試合。悲しみもいえぬまま高橋は、会場の裾野カンツリー倶楽部(静岡)で弔い戦に挑む。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<サンクロレラクラシック>

「打てそうに無いので暫定球をインプレーとしてよいですか?」

1日目、1番ホール(パー5)のセカンド地点で競技委員要請があった。事の内容は、ティショットがブッシュに飛び込んだプレーヤーは念の為暫定球を打ってセカンド地点に行きました。

セカンド地点で球はブッシュの中で見つかったが打てそうも無いのでこの球を放棄して暫定球をインプレーとして進んで良いかとの事でした。競技委員の裁定は、最初の球が見つかった以上その球でプレーをしなければならない事を伝える。

プレーヤーは、アンプレヤブルにするしかなく、球から2クラブレングス以内や後方線上にストロークできそうなところが無い為、結局ティインググラウンドからの打ち直しとなりました。規則28-a

読者の皆さん、暫定球がフェア-ウェイのいい所にあっても、初めの球が見つかると暫定球をインプレーに出来ませんのでくれぐれもご注意を!

<PGMシリーズ第3戦セゴビアチャレンジ>

「池に入ったと思うんですが?」

1日目、5番ホール(パー4)セカンド地点右サイドにある池のそばで競技委員要請がある。プレーヤーの主張は、「池に入ったと思うがラテラルウォーターハザードの処置で良いか!」との事でした。

競技委員は、同伴競技者やキャディからのコメントと池の淵に樹木やブッシュなどが無く、紛失するとは考えられない事で、球の角度、勢いなどの複数の証言を合理的として推定でラテラルウォーターハザードを最後に横切った地点を決定した。

読者の皆さん、ブラインドの池に入ったことがあるかと思いますが、状況遺憾で全てにおいて認められるわけではないのでご注意を!

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