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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちのこだわり<細め派?太め派?>

昨年、賞金王争いを繰り広げた池田勇太が「絶対に譲れないもの」として掲げるのは、いまやすっかりトレードマークとなった「3タックパンツ」だ。ジャンボ尾崎をこよなく愛する24歳は、当初からそのファッションをも継承しようという気概も確かにあったが、実用面ではプレー時の使い勝手の良さに惚れ込んだのも“勝負服”に選んだひとつだった。流行のスリムパンツでは、「ピタピタ足にくっついてきてスイングがしにくい。グリーンのラインを読む時とかも、うまくかがめないし」との理由もあって、3タック一筋。

そして実は、池田よりもっと以前からタック入りのダボパンツをこよなく愛していたのが中堅の横尾要で、「そうだよ、俺のほうが勇太よりずっと先だったのに」と、口をとがらせていたものだ。かくいう横尾も流行に乗って、一度はスリムパンツを試してみたことがあったという。「でもダメだった。ズボンが太ももに張り付いてくるみたいのがとにかく気持ちが悪くって。やっぱり俺には、風にバタバタなびくくらいの太さがちょうどいい」と、いまも頑固にそのスタイルを貫いている。

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逆に、「絶対にスリムパンツじゃなきゃ」という選手の代表格がやっぱり石川遼。新年早々に行われた欧州とアジアの対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」はチームごとに、揃いのユニフォームが支給されていた。ポロシャツは日ごとに色が変わるが、パンツはネイビーの欧州チームに対し、アジアはベージュで統一されていたのだが、代表メンバーたちには、もしもサイズが合わなかった場合を想定して念のため、同色のものを持参してもらうように事前に連絡が行っていた。

2年連続の代表入りを果たした石川は律儀にも昨年大会のウェアを参考に、わざわざメーカーにお願いして、よく似せた色のパンツを発注して持ってきていた。現地入りしてすぐに、ユニフォームの試着が行われたがサイズにはまったく問題がなかった。最初の練習日には、さっそく着用してラウンドしたのだが、翌日のプロアマ戦では自前のパンツをはいていた。ユニフォームのそれはタックこそ入っていなかったが、サイズにゆとりを持たせた作りになっており、普段からオーダーメイドのぴったりサイズに慣れている石川には違和感があったのだという。

「やっぱり僕は、股関節のあたりが締まっていたほうが、アドレスが取りやすい」と、スリムパンツ効果をあげた石川。結局、最終日まで自前のパンツで戦ったので関係者にしか目に触れる機会はなかったが、もし本戦でお披露目されていたら、馴染みのファンにも“太めの遼クン”に多少の違和感を抱かれたことだろう。もっとも、爽やかさにはいつもと変わりはなかったが…。

選手の好みも十人十色だが昨年、賞金王を争った若い2人はファッションも、その生き様も両極端。だからこそ、また見ていて面白かった。池田も「遼がいなかったら昨年の俺の活躍はなかったし、また俺がいなかったら遼の活躍はなかった」と語ったとおり、互いを引き立て合って2010年もまた遼・勇が並び立つ……!?

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