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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの反骨精神<市原建彦>

2006/08/21 09:00

以前、このページで「プロ9年目の市原建彦はクラブハウスのロッカーをほとんど使ったことがない」というエピソードをご紹介したことがあったが⇒、今回はその続編。初出場を果たした今年の全英オープンでの出来事だ。

初めてのメジャーはワクワクドキドキ。「中はいったいどんな雰囲気なんだろう」と、日本ツアーではめったにロッカールームに入らない市原も、今回ばかりは楽しみにしていた。

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鍵を受け取りいざハウスへ。期待に胸膨らませ、割り当てられたロッカーの前に立った瞬間、目が点になったという。

扉の大きさは、わずか約80センチの正方形。
間口が狭い分、奥行きがかなりあったとはいうものの「まるでモグラの穴みたい(苦笑)」

もちろん、そんな小さなスペースにキャディバッグが入るはずもなく、当然のことながらクラブは毎日、宿泊先に持ち帰るしかなかったというのだ。

そればかりではない。
市原がシビアな現実を思い知らされたことがある。
それは、「選手によって、使用できるロッカーのサイズが違っていたこと」。顔をしかめて振り返る。

「ちらっと見たんですけれど、タイガーのロッカーは、それこそ人が入れてしまうくらい広いものだったんです。(片山)シンゴさんも、タイガーほどではないにしても、まあ普通の大きさ。つまり、選手のレベルによって大きさが違ってたんです。やっぱり、ここは実力社会なんだ、って。強烈に身にしみた瞬間でしたね」

しかし、そんな屈辱を味わったからこそ、芽生えてくるものもある。
「そのうち、一番でっかいロッカーを使える選手になってやるぞと・・・。現実を知って、逆に『なにくそ!』という反骨精神が沸いてきた」という。

そんな市原にとって、とにかく、いまの最優先事項は初シード入りだ。
現在の獲得賞金12,14万6,601円は、賞金ランク43位。
「・・・でも、そこだけ見てたらゴルフが小さくなってしまうから。これからはガンガン優勝争いにも絡んでいきたいです」
メジャーの経験をバネに変え、ツアー後半戦も燃えている。

トーナメントで起こったルール裁定の実例

<サン・クロレラクラシック>

4日目、6番ホール(パー5)のグリーンで競技委員要請があった。グリーン上にある球をマークして拾い上げた後、マークの前にあるルースインぺディメントを手ではらったときマークを一緒に動かしてしまったとの事でした。

競技委員の裁定は、マークを動かした原因がルースインぺディメントを取り除いたことに直接的に結び付けられるとし、無罰でマークを元の位置に戻すように伝えた。 規則20-1

読者の皆さん、うっかりマークを蹴飛ばしたなどでマークを動かすと1ペナルティとなります。

<PGMシリーズ第3戦サンパーク札幌チャレンジ>

2日目、2番ホール(パー5)のセカンド地点左サイドで競技委員要請がある。ラテラル・ウォーターハザードに入ったプレーヤーは、1ペナルティをはらい最後に横切った地点からホールに近づかない2クラブレングス以内のスルーザグリーンにドロップしたところすぐ近くにあったバンカー内で止まり、その球はドロップした地点から2クラブレングス以内であった。

競技委員は、スルーザグリーンにドロップした球が、ハザード内に転がり込んで止まった場合は再ドロップになることを伝えた。 規則20-2c(ⅰ)

読者の皆さん、上記とは異なるケースですがもしラフが深く2クラブレングス以内にバンカーがありバンカーにドロップした方が得策としたときは最後に横切った地点からホールに近づかない2クラブレングス以内でバンカー内にドロップしてそのバンカー内でホールに近づかずドロップ箇所から2クラブレングス以内に止まればインプレーとなります。

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