男子ツアーの名物キャディ<串田雅実さん>
2006/07/31 12:00
あるときは、ナゾの中国人。またあるときは、水兵さん。またあるときは、しめ縄姿のすし職人・・・。
その正体は!?
小山内護の専属キャディをつとめる串田雅実さん。
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中華帽やマリンキャップ。週替わりの“かぶりもの”は、ギャラリーばかりか、関係者の間でも注目を集めている。「今週は何にするの?」と毎週、楽しみにしている選手もいるほどだ。
実は串田さん、小山内のいちばん下の妹で、先週の女子プロテストに合格したばかりの優代さんの彼氏だ。「プロになれたら会社を辞めてキャディをしてあげる」と、約束していた。その前に「練習のために担いでみないか」と小山内に誘われたのは、まだ某ゴルフショップに勤務していたころ。
その言葉に、一念発起でプロキャディとして修行を開始した今季。小山内と「2人でツアーを盛り上げていこう」と話し合い、プロはプレーで、キャディはコスチュームで目立つことに決めた。
小山内もさることながら、身長182センチ、体重90キロの串田さんがかぶりもので登場すると、遠目からでもすぐに目に留まる。ギャラリーから、歓声と笑いがこぼれ出る。
先週のゴルフトーナメントin御前崎で串田さんが取り出したのは、車のトランクに入れっぱなしだった三度笠だった。この選択に、小山内は手を叩いて喜んだという。
大会の地元・静岡出身の“清水の次郎長”っぽいし、酷暑のプレーにはもってこいの日除けにもなる。「ちょうどいいじゃん!!」と絶賛されて、今回の起用となったそうだ。
そんな名物キャディの串田さんも“彼女”の優代さんが無事プロ合格したため、今後の動向が気になるところだが、「もし彼女が試合に出れたとしても来年からですし、今年一杯は男子ツアーでみなさんを楽しませます!」と、約束してくれた。