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プレーヤーズラウンジ

ツアープレーヤーたちの情熱<谷口徹>

2008/04/14 10:31

もちろん、それ以前から関心は高かったが、谷口徹が社会貢献活動に真剣に取り組むようになったのはやはり、一児の父親になってからだ。2005年に長女・菜々子ちゃんが生まれてからというもの、特に子供に関連したニュースに自然と目がいくようになったという。

「これまではあまりピンと来ていなかったけれど、子供たちがいま置かれている現状に、これまで以上に目を向けるようになって、実感として持てるようになってきた」と打ち明ける。

同時に、ジュニアレッスン会や施設訪問に参加する回数が自然と増えた。子供たちの前で、自分の生い立ちや体験談、5年ぶり2度目の賞金王に輝くまでの道のりを、話して聞かせる機会も各段に多くなった。

そんな中で、近頃とみに感じるのは「子供たちから寄せられる質問の内容が、ここ数年でかなり変わってきた」ということ。最近、多いのがこんなクエスチョン。
「どうやったらトーナメントで優勝できますか?」。小学生でも、いきなりそんなことを聞いてくる。
「初めて質問を受けたときは、内心びっくりした」と、谷口は振り返る。

これまでは、そこまでダイレクトに聞いてくる子はいなかった。
「どんな練習をしたらうまくなりますか、とかなら分かるけど、いきなり“優勝”って…(苦笑)。僕の小さいころは、そんな発想すら起きなかったですからね。今の子たちは、まず結果ありきなんだなあって…つくづくと感じますね」。

そんな質問には冗談まじりに、「おっちゃんも教えてほしいくらいやわ~」とか、「今度、ウッズに聞いとくね~」と答えたりしているそうだが、この現象には昨今のジュニアたちの目覚ましい活躍が影響しているのかもしれない。

宮里藍選手や石川遼がツアー優勝をあげて、「僕たちにもチャンスがあるんだ」という実感が持てるようになったせいもあるのだろう。子供たちに夢を与えるという点では、たいへん素晴らしいことだが、谷口には懸念もある。

「若いうちから、勝つことや結果を出すことばかりにしゃかりきになると、大事なものを見失ってしまう」と思うからだ。
「藍ちゃんや遼くんに憧れるのは良いことです。だけど、まだ小さいうちはゴルフだけじゃなく、いろんなスポーツに親しんで、友達と日が暮れるまで遊んだり、同年代の子たちといろんなゲームで競い合うことを楽しむことのほうが大事」と訴える。

自身も、そんな生活の中からゴルフを選んだ。大学時代は確かに、さしたる成績は残せなかった。丸山茂樹や桑原勝典ら、スター選手の陰に隠れて目立たなかったが、いまこうして堂々と頂点に立っている。
「成長の過程をおろそかにして、結果ばかり意識するようになるとだんだん気持ちがゆがんでいくような気がする」と現代のジュニア事情を心配する谷口は、「だからみんなにも、先を焦ってほしくないんです。勉強とゴルフの両立で、しっかりと人間形成してからでも遅くないと思う」と熱く持論を説いたのは、今オフの社会貢献活動の中でのひとこまだ。

「ジュニアたちには、常に広い視線で物事を見据えてほしい。世界に出たら、遼くんような子がそれこそ1000人くらいいるのだから…!!」と、谷口。

その言葉の裏には、日本ツアーをしょってたつ男の自負も、混じっているのかもしれない。今年から、同じ土俵に立つ16歳を意識する気持も少なからずあるのだろう。そして、それはほかのツアープレーヤーたちも同じだ。「絶対に負けられない…!!」。男たちが、ほとばしる情熱をぶつけ合う。谷口率いる2008年のジャパンゴルフツアーは今週、いよいよ開幕です…!!

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