全米オープン出場は「最後になる可能性は高い」 ミケルソンは生涯グランドスラムなるか
◇LIVゴルフリーグ◇バージニア 事前(4日)◇ロバート・トレント・ジョーンズGC (バージニア州)◇7354yd(パー71)
フィル・ミケルソンが、次週「全米オープン」(ペンシルベニア州オークモントCC)について最後の大会出場となる可能性を示唆した。「あまり深く考えたことはない。そうなる可能性は高いけど、本当にあまり深く考えたことはないんだ」と繰り返した。
メジャー通算6勝を誇る54歳のビッグレフティにとって、キャリアグランドスラムへの最後の関門となっている全米オープン。大会最多6度の2位と頂点に迫りながら、あと一歩が届いていなかった。
歴代優勝者として「マスターズ」と「全米プロ」は生涯の出場資格を持ち、「全英オープン」にも60歳まで出場可能。しかし、メジャー最年長優勝記録を更新した2021年の全米プロ優勝による資格で全米オープンに出られるのは今年が最後になる。
「考えているのは、今週のコースと来週のコースがどれだけ似ているかということ。LIV後半戦のスタートでもあり、来週の準備にもなる。チッピングなどショートゲーム、グリーンのスピードとパッティングのタッチ…全てが来週と同じようにここでも重要になる。準備をするにはこれ以上ない場所だ」。3日間54ホールの戦いの先に、はっきりとオークモントを見据える。
全米プロ優勝後のメジャー14試合で予選通過は5試合にとどまり、23年のマスターズで2位に食い込んだ以外は上位に絡めていない。同じくLIVを主戦場とするセルヒオ・ガルシア(スペイン)らのように1日36ホールを回る予選会にチャレンジすることもできるが、今後も出場資格獲得を目指すか問われると「分からない、分からないよ。そんな先のことまで考えていない」とだけ答えた。