2024年 LIVゴルフ・マヤコバ

世界レベルの選手に驚嘆 香妻陣一朗「この風で伸ばしてくやつらスゲーな」

2024年 LIVゴルフ・ラスベガス 2日目 香妻陣一朗
ティショットはスプーンを使うケースが多かった

◇LIVゴルフリーグ◇マヤコバ 2日目(3日)◇エル・カマレオンGC(メキシコ)◇7116yd(パー71)

LIV開幕戦の2日目は、初日の穏やかな天気とは変わって、海風が吹き荒れる一日となった。香妻陣一朗は7番(パー5)からスタート。出だしは強風の中でもティショット、2打目とも上手くいったものの、3打目が寄せきれずにパー。

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続く8番(パー3)は、風も読み切ってピンの根元に着弾するスーパーショット、約3mのバーディパットを決めた。この時点でポイントが与えられる24位以内に順位を上げていた。

2024年 LIVゴルフ・ラスベガス 2日目 香妻陣一朗
ティショットは初日より良かったもののスコアにはつながらなかった

そのまま波に乗るかと思われたが、続く9番から10、12、14番とボギーが止まらず、「ティショットはそこそこ良かったんですが、乗らず、寄らず、入らずを繰り返してしまった」と苦しい展開が続く。

その後14番以降もボギーはなかったものの、バーディが欲しいホールでも初日良かったパットがこの日は入らない。なかなかいい流れを作れないまま、終盤の5番(パー5)でティショットを左の池に入れて再びボギーを喫し、42位まで順位を落とした。

2024年 LIVゴルフ・ラスベガス 2日目 香妻陣一朗
7番も寄せきれず。アプローチのショートが多かった

それでも最後まで諦めなかった。最終ホールの6番は短いパー4。「なんとかバーディを獲りたいと思っていました」。右のラフから池越えの難しい2打目は残り距離120yd、ピンはスロープの上に切られていて、風はフォロー。

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「カラーを越えてくれればいいかなと思って打った」と、58度で打った球はちょうどカラーを越えた位置に落ち、スロープを駆け上がってピンまでわずか50cmの距離に寄り、ギャラリーから歓声が上がった。執念で一つスコアを戻し、トータル3オーバーでフィニッシュ。なんとか34位タイに踏みとどまった。

2024年 LIVゴルフ・ラスベガス 2日目 香妻陣一朗
強風アゲンストの4番パー3でグリーン下段もなんとか2パットパー

強風の中4アンダーと伸ばしたジョン・ラーム(スペイン)や、1つスコアを伸ばしてトータル13アンダーで首位を独走しているホアキン・ニーマン(チリ)らのスコアを見て、「この風で伸ばしてくやつらスゲーな。やっぱ世界のトップすね」としみじみ。

「今日のコンディションだったら、自分だったらどんなに頑張っても2アンダーぐらいだったかな。でも、やっぱりここで3つも叩いちゃダメですよね。(今日の調子だったら)イーブンぐらいはいけたんじゃないかな」。反省点はアプローチだという。

2024年 LIVゴルフ・ラスベガス 2日目 香妻陣一朗
9番は左に球を曲げてトラブルショット

「(2打目を)ミスしても外すところに外していたんですけどね」と、ピンに対して狙いやすい側の花道にだいたい置いていたが、その花道からのアプローチでショートするシーンが多かった。

「花道の刈り込まれたところから、突っかかっちゃって。ちょっと行かなかったですよね」と、特有のねちっこい芝への対応が上手くいってなかった。「やっぱりこういうところをアジャストしていかないと、上にはいけないですよね」と課題も見つかってきた。

最終日に目指すのはポイントがつく24位以内。「イーブンぐらいまでいけばなんとかポイントつくんじゃないかな。個人だけでなく、団体戦も最後は4人のスコアが全員採用になるし、頑張らないと」。そう言い残して、すぐさまアプローチ練習場へ向かっていった。団体戦も一つのモチベーションになるから面白い。(キンタナロー州プラヤデルカルメン/服部謙二郎)

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