「“スポーツウォッシング”にほかならない」 PGAツアーがLIVゴルフを反訴

ブライソン・デシャンボー
LIVのメンバーとしてプレーするブライソン・デシャンボー(写真は2022年全英オープン)

PGAツアーがサウジアラビア政府系ファンドを背景とするLIVゴルフに反訴を起こした。今年8月、LIVゴルフがPGAツアーを相手取り米カリフォルニア州の裁判所に提訴した反トラスト法違反の訴訟を真っ向から否定する形となった。

米・ゴルフダイジェストなどによると、PGAツアーが提出した72ページに及ぶ訴状の中で「もし誰かが不正競争をしているとすれば、それはLIVゴルフであってPGAツアーではない」と強調。8月にLIVゴルフが起こした訴訟については「競争を避け、プロゴルフの発展に対するツアーの投資を自由に利用しようとする皮肉な試み」と表現した。

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その上で、「フィル・ミケルソンブライソン・デシャンボーらをはじめとする元PGAツアーメンバーとLIVゴルフが、PGAツアーメンバーを勧誘してLIVゴルフに参加させるように仕向けた」との主張を展開。「LIVゴルフは、サウジアラビアによる“スポーツウォッシング”にほかならない」と強く非難した。

PGAツアーはこの反訴の中で、「LIVゴルフがプレーヤーとPGAツアーの契約を不法に妨害した結果の損害、あらゆる逸失利益、風評被害やブランド被害、コスト、懲罰的損害賠償、弁護士費用など」の裁定を裁判所に求めている。

2023年7月23日に暫定的な期日が設定されたLIVゴルフの反トラスト法訴訟の裁判に対して、PGAツアーは訴訟の棄却を求めると見られており、反訴の裁判は2024年1月8日に開始される予定だ。

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