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スタートホールは15番 稲森佑貴は初参戦の新リーグで9位発進

◇LIVゴルフシリーズ◇LIV招待 ポートランド 初日(30日)◇パンプキンリッジGC(オレゴン州)◇7641yd(パー72)

初日のスタートを告げる“ホーン”は、ショットガンで行われる新リーグならでは。初参戦の稲森佑貴は15番からのティオフだった。「やりづらさは全くなかった。たまたまですけど、むしろ巡りが良かったくらい」と振り返る。

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15番は371ydと比較的短いパー4。飛距離よりも正確性で戦う稲森にとって、パー3以外のティショットで1Wを握らずに済む機会は米国のコースで貴重だったりもする。5Wでの1打目から堅実にパーとして流れを作った。

「僕の中で乗り越えるべきホール」と位置付けていた9番、10番、18番はいずれも距離のあるパー4。その中でも最初となる18番を迎えるころには体も温まり、不安なく1Wを持つことができた。耐えるプレーも覚悟していた分、ボギーなしの1バーディ「71」での1アンダー9位は上々の滑り出し。斬新なフォーマットにも「組み立てが変わってきたり、すごく面白い。楽しかった」と笑顔で話す。

ラウンド中は自らの順位とともに、リーダーボードでチームのポジションもチェック。谷原秀人香妻陣一朗が一時は首位に立つなど、団体戦で3位と好位置につけた。「谷原様、香妻様、ありがとうございます!」とおどけつつ「僕も頑張らないと」。木下稜介を含めた日本人選手4人で構成する“チームジャパン”での上位躍進へ気合も入る。

「これまで出てきたメジャーやWGCとはまた違った雰囲気がある」。メジャー覇者も数多くいる48人のフィールドだが、前週主要ツアーで優勝を飾って乗り込んできたのは稲森だけ。勢いのまま、新たな舞台に挑んでいく。(オレゴン州ノースプレインズ/亀山泰宏)

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