PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏※撮影は2021年（Chris Condon/PGA TOUR via Getty Images）

◇米国男子◇RBCカナディアンオープン 最終日（12日）◇セントジョージズG＆CC (カナダ)◇7014yd（パー70）

PGAツアーコミッショナーのジェイ・モナハン氏が最終日にCBSの中継ブースに登場し、前日11日まで初戦が行われていた新リーグ「リブゴルフ・インビテーショナルシリーズ」に参戦したツアープレーヤーの出場権停止としたことに言及した。

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「残念な1週間だった」とした上で「忠実なツアーメンバー、私たちのパートナー、ファンを守るのが私の仕事。（出場権停止は）私がやったことにほかならない」と強固な意志を示した。

新リーグに参戦に当たって自らPGAツアーのメンバーシップを返上した選手もいる一方、イアン・ポールター（イングランド）のように「両方のメンバーとなることに何の問題があるのか」と異議を唱える選手もいる。

PGAツアーと新リーグ両方でのプレーを認めない理由について聞かれたモナハン氏は「（逆に）質問することによって、その質問に答えます。『なぜ彼ら（新リーグに参戦した選手）が我々をそれほど必要とするのか？』ということです」と切り出し、見解を述べた。

「彼らは同じ選手たちと何度も何度もエキシビションマッチをプレーするために、複数年にわたる契約にサインした。それに対して、ここ（PGAツアー）には本当の意味で競争がある。純粋な競争こそが世界最高の選手たちを形作っていくのです。だからこそ、彼らは（新リーグに参戦しながら）私たちを必要としている。しかし、忠実なメンバー、世界最高の選手たちが集まる中に“ただ乗り”することを許すつもりはありません」

出場権停止となった選手たちが復帰できるか否かは明言せず、「彼らはもう（PGAツアーの）トーナメントに参加する資格はない。それが今話せる全てです」。シードなど出場優先順位の基準にもなる年間レース、フェデックスカップポイントランキングが大会後に更新され、すでに新リーグに出場した選手たちの名前がリストから削除された。