“常連”にも忍び寄るサバイバル 松山英樹が求めてやまない「最善」
2023年 LIVゴルフ・バルデラマ
期間:06/30〜07/02 場所:レアルクラブ バルデラマ(スペイン)
LIVとPGAツアーの和解も影響? ガルシアとマキロイの友情復活
◇LIVゴルフリーグ◇バルデラマ 事前(28日)◇レアルクラブ バルデラマ (スペイン)◇7028yd(パー71)
母国でのLIVゴルフリーグ初開催にあたって会見に臨んだセルヒオ・ガルシア(スペイン)が、ロリー・マキロイ(北アイルランド)との友情が復活したことを明かした。
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今月6日、断絶状態にあったPGAツアー(米ツアー)、DPワールドツアー(欧州ツアー)との“和解”が発表されてから初のリーグ戦。
「統合のおかげではないけれど…」とした上で「2週前の全米オープンは素晴らしいイベントだった。僕は27位だった。いいプレーができたと思うが、何よりも、この1年ほどで失った気がしていた友人を取り戻せたからだ。それが一番大事なことだよ」と話し、メジャーの会場で言葉を交わしたことがきっかけになったと明かす。その後マキロイから、アンジェラ夫人のもとへメールも届いたという。
マキロイは昨年9月、LIVに移籍した選手も出場した欧州ツアー「BMW PGA選手権」でガルシアやリー・ウェストウッド、イアン・ポールター(イングランド)らについて聞かれたときに拒否反応を示し、米国選抜との対抗戦「ライダーカップ」に向けても「彼らの全盛期は過ぎている」とコメント。チームから除外するべきとの考えを示していた。
2人に先んじて和解した3団体。PGAツアーは26日までに、米上院議会の小委員会による聴聞会に向けて一連の文書を提出した。
米ワシントンポストが入手したコピーによると、LIVリーグ戦への世界ランキングポイントの付与が認められるよう、米欧両ツアーに対し「誠意をもって最善の努力を払う」ことを求めている箇所もあるが、LIV移籍選手の“古巣”への復帰に関して詳細は未定。「公正で客観的なプロセスを確立するために、協力的かつ誠実に取り組む」とだけ記されている。
この日、マキロイ、パトリック・カントレー、チャーリー・ホフマン、ピーター・マルナチ、ウェブ・シンプソンら選手理事は連名で「今後の交渉で合意案がまとまった場合、選手理事を含むツアー諮問委員会の承認が必要となる」との声明を出した。団体トップの極秘交渉で形成された合意についてけん制する形となった。