マキロイ、ラームが欧州旗艦大会に出場 LIV移籍組参戦で空気は不穏?
2022年 BMW PGA選手権
期間:09/08〜09/11 場所:ウェントワースC(イングランド)
「なぜここにいる?」ホーシェル、ラームが“LIV組”参戦に不満爆発
◇欧州男子◇BMW PGA選手権 事前(6日)◇ウェントワースGC (イングランド)◇7267yd(パー72)
欧州ツアー(DPワールドツアー)のフラッグシップイベントは、サウジアラビア政府系ファンドを背景とする「LIVゴルフ」のイベントをプレーしたことのある18人の選手がフィールドに名前を連ねている。
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セルヒオ・ガルシア(スペイン)やリー・ウェストウッド(イングランド)ら欧州ツアーでも活躍を重ねてきた選手に加え、アブラム・アンセル(メキシコ)やテーラー・ゴーチといった欧州ツアーでのプレー経験がほとんどない選手も世界ランキング上位60位以内という出場資格を満たしてエントリーした。
前年覇者のビリー・ホーシェルは辛らつだ。「アブラム・アンセル、テーラー・ゴーチ…彼らはこのトーナメントをプレーしたこともなければ、DPワールドツアーをサポートしたこともないだろう。なぜ、ここにいるんだ?」
投げかけた疑問について、すでに自らの中で答えは出ている。「LIVゴルフでは世界ランキングポイントを獲得できないからだ。偽善だよ。彼らはLIVゴルフに加わったとき、あまり(多くの試合で)プレーしたくないと言っていたのにね」と続けた。
ジョン・ラームも不満を隠さない。ウェイティング1番手のアルフレド・ガルシア・エレディアは、レース・トゥ・ドバイ134位とシード確保へ瀬戸際にいる同じスペインの友人でもある。
「今年DPワールドツアーで20試合に出場した選手がフラッグシップイベントでプレーする機会を与えられないのは、非常に残念。でも、彼ら(LIVゴルフからスポット参戦した選手)は気にしないんだ。このイベントの歴史も知らない。ただ世界ランクのポイントを獲得して、(2023年のメジャーに出場できる)トップ50に入るためにここにいるんだ」と複雑な表情を浮かべた。