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5打差を追って週末へ 復活・藤田光里が語る「かなり濃いプロ人生」

◇国内女子◇資生堂アネッサレディスオープン 2日目(5日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6513yd(パー72)

「引退って言っちゃうと、簡単にツアーに戻ることはできない。でも本当にゴルフ(ツアー)から離れて、休もうと思っていたんです」

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首位と5打差の10位で迎える週末を前に、藤田光里はケガに悩んだ時期を明るい口調で振り返った。2016年シーズンから苦しみ始めた左ひじの肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)で賞金シードを喪失し、18年1月の手術も経て、長く檜舞台から遠ざかっていた。

「メスを入れた。もしかしたら戻れないのかもと思った。ゴルフがなくなったら、私はどうするんだろうって考えていた」。18年シーズンはけがの回復を待ち、調子が上がらず、出場機会も限られた。ただ、プライベートでゴルフをする機会は増えたという。常に成績を求められるトップの世界を離れ、知人たちと白球を打つ。それまでも向き合ってきたはずのゴルフの見え方が少し変わった。

「んー、何が変わったかと言うなら、ゴルフって楽しいものだと気づいた。だって、めっちゃみんな楽しそうにやってるんだもん。18年は、私にとって必要だった時間だと思う。パッティングが決まらなかったり、ショットでミスをしても、この苦しい時期を思えば、どうってことないって思えるんですよ」

順調に患部の痛みは消え、2週間前の下部ツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で同ツアー初優勝。復活への手応えを感じながら迎えた今大会は、自身にとってリランキング(出場優先順の入れ替え)46位で出場権を得た“ツアー中盤戦”の初戦にあたる。

「これまでを振り返ると、かなり濃いプロ人生ですよ(笑)。プロになって数年で本当に色々な思いをした。だから、もう終わってもいいかなとも思ったりしたのかも」

15年「フジサンケイレディス」でツアー初優勝したときは二十歳だった。2カ月後には25歳の誕生日を迎える。「もう25歳? いや、まだ24歳です(笑)。早いとは思いますけど、この1歳は大きいから、否定しておきます」と笑いを誘った。キャリアのエピローグは、まだまだ先になりそうだ。(横浜市旭区/林洋平)

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2019年 資生堂アネッサレディスオープン



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