「資生堂アネッサレディス」初日スコア
2019年 資生堂アネッサレディスオープン
期間:07/04〜07/07 場所:戸塚CC(神奈川)
イ・ボミはバックスイングを見直した ひと桁順位発進は今季2度目
◇国内女子◇資生堂アネッサレディスオープン 初日(4日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6513yd(パー72)
賞金ランキング74位のイ・ボミ(韓国)が「70」で回り2アンダーの9位タイ。ラウンド中に激しい降雨で序盤3時間17分の中断を挟んだが、集中力を保った。6月の「宮里藍 サントリーレディス」に続く、今季2度目のひと桁順位発進になった。
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前半3番、下り2mのパーパットを前に中断のホーンが鳴った。クラブハウスに引き上げ、レストランでカレーを完食。「長いかなと思っていたけど、普通に過ごしていたら、そんなに(長く)感じなかった」。再開後に1パットで切り抜け「決められたのは大きい。その後に流れが良くなった」と続く4番で再び下りの1.5mを沈め、初バーディにつなげた。
過去2勝と好相性の前週「アース・モンダミンカップ」は、初日に国内ツアーで自己ワーストの「82」(パー72)をたたき、通算12オーバーで予選落ちした。「いまの私には『82』も(前週2日目の)『74』も、大きく変わらないです。ずっと成績は悪い。良いショットを打てるかが、大事だから」と強がるが、チーム内には「もう練習も嫌だ…」と弱音を吐いた。それでも、2015年からの2季連続賞金女王時代を支えた渡辺吾児也トレーナーらに励まされた。
今大会に向けバックスイングを見直した。「シャットに上げ過ぎていた。悪い打球が出るときのバックスイングは同じ感じだった。そこを意識した」。不安視していたティショットはフェアウェイキープ率85.7%(12/14)。202ydの11番(パー3)のボギーで一時はアンダーパーの“貯金”を消したものの、12番でバウンスバックするなど、シーズン14試合目で4度目のアンダーパー発進とした。
今大会には韓国から女友達も駆けつけた。その友人が観戦に来た日本の試合は2戦2勝で、勝率100%だと胸を張る。シード最終年と厳しい状況に変わりないが、「いまの私の場合は、すぐに悪くなることがある。あしたもしっかりバックスイングを意識し、良いプレーができたら」と話した。(横浜市旭区/林洋平)