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武尾咲希がシード奪還へ挑む今季初戦で2位「幸せだな」

◇国内女子◇スタジオアリス女子オープン最終日(14日)◇花屋敷GCよかわコース(兵庫県)◇6316yd(パー72)

首位と3打差の4位から出たプロ5年目の24歳、武尾咲希が5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。今季初出場のレギュラーツアーで通算8アンダーの2位タイと健闘し、「ショットが良かったので、楽にバーディが3つくらい取れたのがよかった」と振り返った。

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序盤の2連続バーディなどで11番まで4つスコアを伸ばした。13番(パー4)では残り151ydの2打目を7Iで1mにつけて5つめのバーディを奪って一時はトップに立ったが、「きょうはリーダーボードは見ないと決めていた」と最後まで自分のプレーに徹した。

2017年には約3841万円を稼ぎ年間獲得賞金28位でシード権を得たが、昨年、喪失した。今シーズンはQTランキング73位の資格でシード奪還に挑む。「今週はまず試合に出られたことがうれしかったです。幸せだなと思ってプレーしていました」と、昨年11月の「大王製紙エリエールレディス」以来のレギュラーツアーを楽しんだ。

昨年11月のQT後には「いい感覚で、前のようにプレーすることはできないのかな」と後ろ向きになったが、新たにティーチングプロの井上透氏に習うなどして鍛えてきた。「ライ角が合っていなかった」とクラブを変え、「カット軌道で打ってしまっていた」とスイングも改善した。「シードを取った年よりもいい感覚に戻ってきました」と手ごたえをつかみ、この日の結果につなげた。

初優勝には惜しくも届かなかったが、「課題だったパッティングも、思うようなイメージやストロークが最後までできたので、それが一番の収穫になったと思います」と笑顔で帰路についた。(兵庫県三木市/柴田雄平)

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