葭葉ルミが首位発進 上田桃子ら1打差2位
2019年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ
期間:03/15〜03/17 場所:土佐CC(高知)
目指せヘッドスピード50台! 葭葉ルミが追う福嶋晃子の背中
◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 初日(15日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)
前週の開幕戦を39位で終えた葭葉ルミが6バーディ、1ボギーの「67」でプレー。5アンダーで単独首位発進を決め、「風もそこまで吹いてなかったので、ピンを積極的に攻められた」と振り返った。
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最初の1番で残り85ydから手前2mにつけるバーディで波に乗り、その後5つのバーディを奪った。「ほとんどパターに助けられたかなという印象」と、28パットに抑えたグリーン上を好スコアの要因に挙げた。一方で「きょうはラッキーが多かった。(ティショットを曲げても2打目で)ピンを狙えたり、ぎりぎりセーフだったり、セカンドがたまたま寄ったり」と幸運にも救われた。
今シーズン前のオフには持ち前の飛距離をさらに伸ばしつつ、方向性の向上を目指してトレーニングを積んできた。長崎で行った合宿では、毎日アップダウンのある道のり3キロを走り込み、「ショットの時の踏ん張りが最終ホールまでもった」と下半身の強化を実感。開幕戦を終えた時点の平均ドライビングディスタンスは、257.25ydで2位につけている。
葭葉が飛距離にこだわりを持つようになったのは、2014年「日本女子プロゴルフ選手権」の予選ラウンドで「狙いどころが違った」という福嶋晃子のプレーを見てから。さらに福嶋から「若いときはヘッドスピードが50m/sあった」と聞き、以降は「私も50m/sを目指してやっている」。現在は47m/sまで上がり、飛距離が伸びたことで、「ティショットでもセカンドでも選択肢がすごく増えた」という。
今週12日(火)に誕生日を迎え、女子プロ仲間から、化粧品などたくさんのプレゼントをもらったという。「(化粧品は)使えるのでめちゃめちゃうれしい」と笑顔を見せる。「早めに1勝したいです」と26歳の抱負を語った。(高知県香南市/柴田雄平)