勝みなみがプロ初優勝 賞金女王にアン・ソンジュ
2018年 大王製紙エリエールレディスオープン
期間:11/15〜11/18 場所:エリエールGC松山(愛媛)
李知姫がツアー記録となる18年連続のシード権
◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日(18日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6525yd(パー72)
李知姫(韓国)が賞金ランク18位で2001年から18年連続でシード権(同ランク50位以内)を獲得した。不動裕理、服部道子、肥後かおりの17年連続(複数年と永久シードを除く)を更新するツアー記録となった。
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「もっと長い人がいると思っていました。意外です。18年も続いているんだなと。褒めてあげたいですよね」と笑った。今季は28試合に出場し、優勝こそないものの、10度のトップ10を記録するなど、安定した成績を残した。
女子ツアーの歴史に名前を刻んだ39歳だが、最大のピンチだったと振り返ったのが2004年だ。「大王製紙エリエールレディスオープン」で予選落ちを喫し「シードを落ちたと思って、周りに人がたくさんいたけど大泣きしました。それは今でもよく覚えています」。最終予選会(ファイナルQT)出場に向けて、ホールアウト後にも練習。結果として44位でシードを得たのは、今となってはいい思い出だ。
プロスポーツ選手として活躍するのに欠かせないのが、モチベーションの管理。「私は気持ちの切り替えが下手です。だから余計に気を使っています。最近は“飲むしかない”と赤ワインを結構、飲むようになりました」。イ・ボミら韓国勢の後輩からは“オンニ(お姉さん)”として慕われている。
479試合に出場し、獲得金額は1位の不動裕理(約13億6300万円)に迫る2位の約11億5000万円。22勝をあげて、ツアー通算30勝で得られる永久シードにも期待が集まるが「でも、あと8勝がなかなか遠くて」と渋い表情を見せた。
「3年ぐらい前から、もう何年もできないと思っている。気持ちがどう変化するかわからないが、モチベーションとか下がったら、引退かもしれない」。40歳で迎える2019年シーズン。世代交代の波が訪れる女子ツアーでもベテランの意地を見せる。(愛媛県松山市/玉木充)