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20歳になった小祝さくら お酒デビューはカニの甲羅に”森伊蔵”

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 2日目(4日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6715yd(パー72)

ツアールーキーの小祝さくらがプロ初のメジャー大会で、2日目を終えて首位と3打差の通算2アンダー3位につけた。出場120選手のうち6人だけの通算アンダーパー。先月15日に誕生日を迎えた20歳は「まずは予選通過を目標にしていたので」とほほ笑んだ。

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ポカポカ陽気の昼前にスタートすると、出だし10番で4mを決めバーディ発進。後半は3番(パー5)から2連続バーディとした。警戒したグリーン手前のバンカーに突っ込んだ終盤8番のボギーを「ダフって。もったいなかった」と悔やんだが、予選の2ラウンドをともにアンダーパーでまとめたのは小祝を含めて3人。「この位置にいられるとは」と納得顔だ。

同じ辻村明志コーチに師事するツアー通算12勝の上田桃子や4勝の比嘉真美子ら先輩プロからのアドバイスも力になる。大会前には一緒に練習ラウンドを行い「どういう攻め方で行けば良いのか聞ける。2人が一緒だと、すごい説得力じゃないですか?」と笑った。「実力はまったく違うけど、同じところで戦っているので、頑張って追いついていけたら」と、力を込めた。

ツアーを転戦し2カ月。4月に20歳になり、酒を勧められる場面が出てきた。初めて飲んだのは「誕生日祝いをしてもらって」と、所属先のニトリ関係者と行った料理屋。カニの甲羅をコンロであぶり、人気の焼酎・森伊蔵を注いだ。いきなり“ハードルの高いお酒”を飲み「いや~、まったく美味しくなかったんです」と苦笑いした。

辻村コーチらと訪れた飲食店では、シャンパンにチャレンジ。地元・北海道で飲食店を営む母のひとみさんから「めったに飲めないやつだから一口くらい飲んでみれば?」と言われ、グラスを傾けた。「一口でいいやってなっちゃった…。まだお茶が一番です」と初々しく笑った。

上を見れば日韓の賞金女王。「メジャーだからって特別な緊張はない。上位を目指し、1打1打を大事にしたい」と週末を見据えた。(茨城県つくばみらい市/林洋平)

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