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鈴木愛は起死回生イーグル キム・ハヌル失速に落胆

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 初日(23日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6448yd(パー72)

賞金ランキングトップの鈴木愛は後半に盛り返し、1アンダーの7位で発進。「前半は上手くかみ合ってくれなかったけど、自分のプレーには納得できる」と及第点を与えた。一方、逆転女王には優勝が最低条件のランク2位キム・ハヌル(韓国)は、2アンダーの4位と望みをつないだ。

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後半11番(パー5)を迎えた時点で、鈴木はキムに6打のリードを許した。「わたしもこのまま終わらない」と強気の23歳。残り231ydからの2打目を3Wで4mにつけ、イーグルを奪取した。同ホールをボギーとした宿敵との差を縮め「まさかイーグルと思っていなかったので。流れが変わった」と、ほおを緩めた。

4年ぶりの日本人女王に期待のかかる最終戦。朝から「わたしも人間なので…普段より緊張があった」。強風の前半は「ストロークは悪くなかったけど(風で)決まらなかった」と得意のグリーン上で停滞したが、今季2勝をともにした小畑貴宏キャディと「このコースは9番から13番が伸ばしやすい」と、13番でもバーディを奪った。「必ず伸ばして終わる」との戦略通り、キムと1打差で終えた。

単独6位以上に入ると、他選手の成績に関わらず自力で女王を戴冠する。この日は「ゲン担ぎ」と好きな緑色のウェアを着用し「運頼みですよ」とおどける余裕を見せた。残り3日。「初日と最終日は緊張すると思っていた。そこを乗り切れればと思う。あしたあさってはしっかりできると思うので、伸ばせると思う」と気負いはない。

キムは後半に失速し、悔しさをあらわにした。序盤に7m以上のバーディパットを3つ決めるなど10番までに5アンダー。グリーン右のバンカーにつかまった後半11番を落とすと、その後も2ボギーを重ね「悔しいし残念で…」と落胆した。

それでも、トップと2打差の悪くない位置。母国から大勢が応援に駆けつけている。優勝した上で鈴木が6位タイ以下と、逆転女王には厳しい条件だが、「(トップと)差が開いているわけでもない。まだ3日残っているので、良い位置だとは思う」と気を引き締めた。(宮崎県宮崎市/林洋平)

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