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ダボから見せた底力 畑岡奈紗が貫禄の3位発進

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 初日(27日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6580yd(パー72)

畑岡奈紗が「68」で回って4アンダー3位の好発進を切った。序盤に貯金を吐き出すダブルボギーを喫しながら、後半に4バーディ(計6バーディ)を奪い返し首位と2打差。「後半に巻き返せたので」と及第点を与えた。

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秋晴れに4314人の観客。イ・ボミ(韓国)らと最注目組で出て、1番からピンに絡めるバーディ。声援を一身に集めた。さらに1つ伸ばした直後の4番(パー3/180yd)。「攻めた結果、ミスになった」と左サイドに切られたピンを狙った4UTでのティショットをひっかけた。グリーン左奥に外すとアプローチも「逆目で難しくて」と大きくショートさせ、約1mのボギーパットも入らず「パットのミスも出てしまって」と悔やんだ。

「攻めたミスでもボギーだったら上手く切り替えられるけど、ダボだったので…」と9番(パー5)を含む残りの前半はパーを並べる展開に終始。ハーフターンで母・博美さんから受け取ったおにぎりを頬張って臨んだ後半は「徐々に上手く切り替えられて」と集中力を高めた。

13番、14番とショットをピンに絡めて2つのバーディを奪って迎えた終盤16番(パー5)。残り70ydからの3打目で58度のウェッジを手にした。ツアー初出場となった2年前の大会初日にチップインイーグルをねじ込んだホール。スピンを効かせた1打は、ピン1mにピタリと止まった。再現とはいかなかったが、「(2年前と同じでチップインを)狙いましたよ」とおどける余裕で楽々バーディパットを流し込み、続く17番との2連続バーディに結びつけた。

最終18番(パー5)は「(3打目は)スピンが多く入りすぎた」と寄せきれずパーとしたが、充分に今季3勝目を狙える位置で初日を終えた。国内ツアー直近出場4試合で2勝。18歳は「ダボもあったので、(この結果は)しょうがないと思う」と冷静に週末を見据えた。(埼玉県飯能市/林洋平)

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2017年 樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント



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