好位置で初日を終えたイ・ボミ

◇国内女子メジャー◇日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯 初日（7日）◇安比高原GC（岩手県）◇6,640yd（パー71）

データ収集も勝利の算段か。2013年大会覇者のイ・ボミ（韓国）が2バーディ、1ボギーの「70」でプレーして、1アンダーの暫定10位タイ。好位置で初日を終え、2度目の大会制覇へ好スタートを切った。

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午後組でインコースから出ると、14番（パー3）でバーディを先行。開幕前日には「短いホールでいかにバーディを獲れるかが勝負のカギ」と話していたが、「気持ちが入ってしまった」と、4～5mのチャンスを決めきれなかった。それでも「フェアウェイキープ9回、ボギーは1つだったので、良いプレーができたと思う」と及第点とした。

8月の「CATレディース」で待望の今季1勝目。同月末には1年ぶりに出場した韓国女子ツアーを3位で終えるなど、昨季5勝の賞金女王はようやく目を覚ましはじめたところだ。ショット、パットともに好調を維持しながら臨む今週も、プレー中は自然と笑みがこぼれた。

「初日、2日目は（コースを知るための）データをもらうという気持ち。決勝ラウンドに向けて良いプレーができるように。コースコンディションも良いので、自分にプレッシャーをかけすぎず楽しくまわりたい」。日本女子プロゴルフ協会の創立50周年の記念大会で、「歴史に私の名を入れることができれば」と狙うビッグタイトル。静かにチャンスをうかがう。（岩手県八幡平市／糸井順子）