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「コースがやさしく感じる」川岸史果、海外メジャー経験で初Vへ手応え

◇国内女子◇センチュリー21レディス 2日目(22日)◇瀬田ゴルフコース 西コース(滋賀県)◇6567yd(パー72)

22位から出た川岸史果が7バーディ、ノーボギーでプレーし、この日のベストスコア「65」をマーク。首位と1打差の通算8アンダー2位タイに浮上して今季4回目の最終日最終組に入り、ツアー初優勝へのチャンスを広げた。

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海外メジャー初出場となった前週「全米女子オープン」では通算7オーバーで予選落ち。飛距離は通用する手ごたえを得たが、力量不足を痛感したのは100yd以内からピンを狙うショットの精度だ。予選落ち後も現地に残り、週末は練習場で打ち込みを敢行。帰国後も100yd以内への意識を強めて練習をこなし、「きょうのラウンドにいかせたと思います」と充実のラウンドを振り返った。

前半4番(パー5)では77ydから、8番では88ydから58度のウェッジで2mにつけてバーディを奪取。終盤17番でも107ydから53度でピンそば40cmに絡めて7つ目のバーディをもぎ取るなど、100yd付近から高精度のショットを連発した。

海外メジャーを初めて経験し「全米女子オープンはラフが難しかったので、コースがやさしく感じる」という心の余裕も大きい。唯一のピンチだった11番では2打目をグリーン左奥の深いラフに打ち込んだが、58度でフワリと浮かせてピンそば15cmに絡めてパーを死守。無傷のノーボギーラウンドにつなげた。

首位から2打差に7人がひしめく混戦の上位に加わり、フル参戦1年目の22歳に巡ってきたツアー初Vのチャンス。「夏場までに優勝争いを何回もできるとは本当に思っていなかった。メジャーの経験をいかせることも貴重だと思っているし、良いシーズンを送りたい」。大舞台で得た経験値で、初優勝の壁を打ち破るか。(滋賀県大津市/塚田達也)

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