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圧巻の上がり4連続バーディ 3連覇へイ・ボミが5位に急浮上

◇国内女子◇アース・モンダミンカップ 3日目(24日)◇カメリアヒルズCC(千葉県)◇6545yd(パー72)

ひさびさの満面の笑み、インタビューにも言葉が弾む。大会3連覇の懸かるイ・ボミ(韓国)が5バーディ、ボギーなしの「67」でプレーして、通算9アンダーとし、24位から5位に大きく浮上した。

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セキ・ユウティン(中国)、永井花奈とのペアリングとなった第7組は、最終組をしのぐギャラリーを引き連れた。出だしの1番をバーディ発進としたイだが、今季のスロースタートを象徴するかのような我慢のゴルフを強いられた。パーを重ねる展開に「(最近の)ボミらしい」と笑顔の余裕も。

圧巻だったのは終盤の15番(パー3)以降。15番では7Iで放ったティショットはピンまで9m残ったものの、これを沈めて1つ目のバーディ。16番ではラフからの残り155ydを、ピンを直撃するショットで1mにつけて2つ目。17番では左横から4m、最終18番では4mを沈めて4連続とした。

スタート前に清水重憲キャディから「グリーンが重いと思ってパンチが入ってしまうから、ゆっくりストロークしてみるといい」という助言が奏功。「ひとつ入ってくれたからパッティングのリズムを信じてやれた」と、十分な手応えを得た。

「2年連続優勝したし、コースが自分に合っていると思って自信を持っていったほうがいい」。首位とは6打差。「きょう5アンダーなら、あしたはそれ以上を出したい。前半にたくさんバーディが獲れたら、後半も乗っていける」。

自信をみなぎらせ、完全無欠な状況を「ロボットみたい…」と表現した昨年大会。今年は「心の葛藤もあり、日々“メンタル”を口にするようになった。より人間らしいプレーヤーになっている」と清水キャディは言う。何かひとつでも“自信”を持って臨めることが、強さの支柱となる。

毎夜、その日のラウンドの反省を含め、チームでミーティングをしている。イは「ボミしか3連覇はないから、3年連続賞金女王も不安はあるけど、頑張りましょうという気持ちでやるだけ」と最終日を見据える。苦しんだシーズン序盤。ビッグトーナメントで自信を取り戻したい。(千葉県袖ケ浦市/糸井順子)

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