宮里藍「すごくうれしい」 盟友・上田桃子と7年ぶりの同組を歓迎
2017年 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント
期間:06/08〜06/11 場所:六甲国際GC(兵庫)
引退へカウントダウン 宮里藍「集大成」のはじまり
◇国内女子◇サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 事前情報(7日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6538yd(パー72)
今季限りの引退を表明してから初めての大会を迎える宮里藍は7日(水)、強い雨に見舞われる中で行われた開幕前日のプロアマ戦に出場。月曜日から計2ラウンドの調整をこなし、所属契約を結ぶサントリー主催の最後のホステス大会へ準備を整えた。
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予選ラウンド2日間の前売り券はすでに完売。平日から多くのギャラリーが宮里組を包むことが予想される今週は、これまでとは異質なスポットライトを浴びる意識は当然ある。
「今までは“良いプレーをして欲しい”という応援が大きかったと思うけど、引退を発表したことで“見られるのがこれで最後かもしれない”と思って来る方が、もしかしたら多いのかもしれない。その中で、どこまで淡々と自分のペースでできるかが重要なポイントになると思う」。宮里の言葉からは、覚悟とも受け取れる響きさえ伝わってきた。
もちろん目指すのは、2004年(ジャパンメモリアルGC/兵庫県)以来となる大会2勝目だ。会見ではサントリーへの感謝の思いを言葉にし、「それが、今までとは違う形のモチベーション」と士気を高めた。2年ぶりの登場となる六甲国際GCで警戒するのは、広く、アンジュレーションが強いグリーンへの対応。「特徴があるので、どれだけラインが読めて、コースマネジメントができるかが勝負」と攻略へのポイントを挙げた。
引退へのカウントダウンは刻まれた。宮里にとって、特別な意味を持つ期間のはじまりでもある。それでも「今さら大きいことはできないと思う」と自然体を貫く。
「自分のゲームを14年間、積み重ねてきてことの集大成だと思っている。そこは自信をもってやりたいと思うし、いま試されている状況の中で、今までやってきたことが、どこまでできるのか楽しみです」。今週はその一端を、引退を惜しむギャラリーの前に示すときだ。(兵庫県神戸市/塚田達也)