今季初勝利へ、鈴木愛が3打差首位 イ・ボミ、アン・シネは予選落ち
2017年 ほけんの窓口レディース
期間:05/12〜05/14 場所:福岡CC和白コース(福岡)
「勝負はインコースで仕掛けたい」鈴木愛が単独首位で最終日へ
◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 2日目(13日)◇福岡CC和白コース(福岡)◇6308yd(パー72)
今季トップ10フィニッシュ5回と好調の鈴木愛が猛チャージだ。大会初日の悪天候による順延を受け30ホールを完走。第1ラウンドを「70」、第2ラウンドを「67」でプレーして通算7アンダーとし、後続に3打差をつけて単独首位に立った。
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5番で残り95ydの第2打をピン手前3mにつけてバーディを先行。前半はスコアをひとつ伸ばすにとどまったが、後半12番から4.5m、3m、1mにつけて3連続。16番をボギーとしたものの、得意の100yd以内からチャンスメークして、上がり2ホールを再び連続バーディとした。
ショット好調の裏で鈴木を悩ませるのは左ヒザの痛み。2年前から患うケガは毎年、連戦が続く5~7月に痛みを発症する。今週はプロアマ戦を途中棄権し、この日もテーピングが巻かれた足は「見栄えが悪い」と黒のレギンスを着用した。「原因は疲労の蓄積。正直30ホール回れるかどうか」と不安があったが、下半身をうまく使いながら、普段どおりのプレーに撤したという。
勾配が続く和白コースはヒザへの負担は当然ある。だが、鈴木にとっては14年の国内女子下部ステップアップツアー「ラシンク・ニンジニア/RKBレディース」で2勝目を挙げたコースで「イメージもいい。(スコアを)あまり打つ気がしない」と、好相性であることもプラス要素となっている。
2週間前の「サイバーエージェントレディス」ではプレーオフで敗れ2位。「やっぱり優勝したい。サイバーでは負けてしまったけど、優勝を考えずに自分のプレーに集中できたことが良かった」。今季初勝利へ巡ってきたチャンス。「勝負はインコースで仕掛けたい」。(福岡市東区/糸井順子)