熊本出身の上田桃子が首位発進 イ・ボミは4位
2017年 KKT杯バンテリンレディスオープン
期間:04/14〜04/16 場所:熊本空港CC(熊本)
永井花奈 胸元に光るネックレスが導いた好発進
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 初日(14日)◇熊本空港CC(熊本県)◇6452yd(パー72)
首位と2打差の1アンダー2位発進した永井花奈の胸元にはキラリと光輝くティファニーのネックレスがある。他界した伯母の形見で、3年前から大切にしている。
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永井の父の利明さんは、7年ほど前まで都内でラーメン店を営んでいた。母も店を手伝っていたため、小学生時代は学校から帰ると店の二階の家で祖母と伯母の由美子さんに面倒を見てもらっていた。「わたしは伯母に育てられた」と感謝している。だが、3年前に由美子さんは乳がんで帰らぬ人になった。
悲しみにいた当時、祖母がアマチュアとして活躍していた永井にネックレスを持たせた。父に「ピアスとか絶対ダメ。おしゃれはプロになってからだ」と身だしなみを厳しく言われてきたが、「このネックレスは特別」と着け続けた。
ただ、深い意味はないが、本格的なツアー初参戦の今季は、別のネックレスをつけてプレーしていた。プロになってからおしゃれも解禁。耳元にはピアスも光らせている。こちらも深い意味はないが、今週は形見のネックレスをつけた。
すると、「すべてがかみ合っていなかった」と前週まで2戦連続で予選落ちだったが、この日は好発進。「きょうも(こんなに)上にいけると思っていなかったんですが…」と首を傾げた。しばらく考えて、胸元に手を当てると「このネックレスのおかげですよね?」と無邪気に笑った。(熊本県菊陽町/林洋平)
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