2017年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ

川岸親子のLINE交換 史果の「悔しいよ」に良兼の一言は?

2017年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 事前 川岸史果
前週のV争いで競り負けた川岸史果は新たな気持ちで第2戦へ

◇国内女子◇ヨコハマタイヤPRGRレディス 事前情報(9日)◇土佐CC(高知)◇6228yd(パー72)

開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で2日目、3日目と首位に立ちながら、逆転負けを喫した川岸史果は満を持して、前週のリベンジに挑もうとしている。

怪物と言われた国内男子ツアー6勝の川岸良兼の次女。テレビ、スポーツ各紙を賑わしたV争い後、22歳は涙さえ見せず、ただ唇をかみ締めながら淡々とインタビューに応じていた。一方で、胸の内ははちきれんばかりだったろうと想像するのは難くない。

敗戦を喫した夜、父からLINEでメッセージが届いた。

父「悔しいか?」
娘「そりゃ、悔しいよ」
父「じゃぁ、いい。よく頑張ったな」

「普段、ほめることなんてしない。これまで数えるくらいしかなかった」という父からの激励。ほんの短いやりとりの中で、その言葉に胸が熱くなった。帰宅後、姉の紘子さんが録画していた試合のVTRを見て、悔しさはさらにこみ上げたという。

平均飛距離は270ydと、腕を鳴らす。初めて回るコースは「アップダウンもあって、ロングヒッター殺し。戦略的なコースなので、マネジメントを楽しみながら組み立てればいい」。この日は半日を練習場で費やした。「アイアンもキレている。調子は引き続きいい」と、豪快で堂々とした受け答えは、父譲りかも。(高知県香南市/糸井順子)

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