2016年 THE QUEENS presented by KOWA

個人戦で7敗1分け 宿敵・韓国に惨敗で笠りつ子「不甲斐ない」

2016年 THE QUEENS presented by KOWA 最終日 笠りつ子
日本チームを率いた笠もシングルスマッチで惜敗した

◇国内女子◇THE QUEENS presented by KOWA 最終日(4日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇6500yd(パー72)

7敗1分け。優勝決定戦となった日韓戦は一方的な展開となった。日本はシングルスのマッチプレー8戦で大敗。第1回大会に続く大会連覇を逃し、2位に終わった。

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前日までの2日間を2位で終えた日本は、先鋒の大山志保が韓国の申ジエとのマッチに5&4で敗れると、その後も立て続けに黒星を並べた。

キャプテンの笠も8番を終えて2アップとしながら、1ダウンで逆転負け。最終18番では残り100ydからAWでの2打目で「振り幅のミス」が出て、グリーン手前の池に落とした。宿敵は申を除く全員が韓国女子ツアーを主戦場としている選手たち。「韓国の選手は粘り強く、パットがすごくうまいと思った。最後まで諦める気持ちはなかったが、不甲斐ない結果に終わってしまって悪いと思う」と肩を落とした。

2016年 THE QUEENS presented by KOWA 最終日 日本チーム
第2回大会は2位で終戦。日本チームの笑顔には悔しさが漂う

唯一のポイントを上げた堀琴音も、終盤に追いつかれて勝利に至らなかった。1アップで迎えた17番で8mのバーディパットを2mショートさせ、パーパットも決めきれずにオールスクエアに。「あのパットだけ自分の思う気持ちで打てなかった。急に守りに入った自分がいた。『入れよう』ではなく、『寄せよう』という気持ちになってしまった」と悔やんだ。

前年優勝した上田桃子からチームリーダーのバトンを受け継いだ笠。「リザーブの出られない選手を選ぶにもすごく悩んだ。キャプテンでないとできない経験もした。いつもは個人競技だから私、私となるけれど。今後の成長につながれば」と収穫を見出す。「負けて悔しい思いを来年にぶつけたい。私たち日本人はもっともっと磨かないといけない」とタイトル奪還を誓った。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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