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初バーディはチップイン 畑岡奈紗が上々のプロデビュー

◇国内女子◇伊藤園レディス 初日(11日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6639yd(パー72)

午後4時18分に日没サスペンデッドとなった大会初日。日本女子ツアー史上最年少(17歳271日)でプロ転向し、今大会で国内プロデビューを果たした畑岡奈紗(ルネサンス高3年)は、後半14番を終えて3バーディ、1ダブルボギーの1アンダー暫定11位とした。

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昨夜未明から降り始めた降雨の影響で、コースコンディション不良のため2時間半遅れの午前10時に第1組がスタートした。畑岡は12時10分、1251人のギャラリーに見守られながら、記念すべき1打目をしっかりとフェアウェイへ。「緊張していた」という言葉とは裏腹に270yd超えのビッグドライブで魅せ、1番をパーで滑り出した。

迎えた4番。再びティショットをフェアウェイに運ぶが、2打目はグリーン手前に大きくショート。「ライン、高さは良かったけど、やや強く入ったかな」という残り約30ydの3打目を54度のウェッジで直接沈めて、プロ初のバーディを奪った。バンザイをして喜びを爆発させると、ロープの外から帯同する父・仁一さんも声援を送り、初バーディを盛り上げた。

9番では2打目をグリーン右の池に落としてダブルボギーとしたものの、後半11番では残り118ydから4mにつけ、13番(パー5)では残り104ydからの3打目を1.5mに寄せてバーディを重ねた。グリーンのラインを読みきれず、チャンスを外したパッティングが悔やまれるというが、「目標のパープレーで回れてとりあえず良かった。点数を付けるなら70点」と及第点をつけた。

会場では声を掛けてもらえる機会が増え、プロとしての自覚も少しずつ芽生えはじめたところ。大会2日目は、この日終えられなかった4ホールと、第2ラウンド18ホールの計22ホールが待ち受ける。長丁場の1日となるが、まずは目標の予選通過に向けて、プロゴルファーとしての第1歩を上々の形で踏み出した。(千葉県長南町/糸井順子)

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