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畑岡奈紗4位、勝みなみ7位 アマ2人は悔しさかみ締める敗戦

◇国内女子◇スタンレーレディス 最終日(9日)◇東名CC(静岡県)◇6586yd(パー72)

「あっという間に終わってしまったなという感じです」。残り9ホールの短期決戦でアマチュア初の2週連続優勝を目指した畑岡奈紗(ルネサンス高3年)は、1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせず通算4アンダーの4位タイ。優勝には2打及ばず、悔しそうに息を吐いた。

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11番(パー5)では、ティショットを右サイドのクロスバンカーに打ち込んで、前方のアゴ近くに突き刺さった。「(前に)出ることは出たと思うけど、ラフに止まる可能性もあったので、フェアウェイに出すことを優先した」と、左後方にウェッジで刻み、4オン2パットのボギーとした。

この日はショットのぶれる場面が散見されたが、畑岡は「アドレスでちょっと右を向く癖がある」ことは認識している。「自分では真っ直ぐだと感じているので、母に後ろから『右を向いている』と言われても、思い切って左を向けないというのはある」と振り返った。

13番で3mのバーディパットを沈めて取り返したが、15番5m、16番3mとチャンスを外すと、パターを振り上げて悔しがった。「課題はバックナインに入ってからのパッティングです」と、心に刻んだ。

一方の勝みなみ(鹿児島高3年)は、2バーディ、3ボギーとスコアを落として通算3アンダーの7位タイで終えた。

この日、つまずいたのはショートパットだ。10番で1.5m、18番では1m弱のパットを外してボギーとし、「読み違いで2つ外したのはもったいなかった」と唇をかんだが、「危ないところでしっかりパーを拾えたし、粘りのゴルフが少しずつできてきている」と手応えも感じている。

同級生の畑岡との直接対決となったが、「優勝しか狙っていないので、奈紗ちゃんのことは全然考えていなかった」と勝は言う。「目標は優勝だったので、届かなかったのが一番悔しい。これが今の実力と受け止めて、来週に向けて練習したい」と、出場予定の次週「富士通レディース」に向け、すぐに気持ちを切り替えていた。(静岡県裾野市/今岡涼太)

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