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イ・ボミとテレサ・ルーの賞金差は5580万円 女王決定は最速で2週間後

ホステス優勝も、国内女子ツアー初の年間獲得賞金2億円超えにも、わずかに手が届かなかった。「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」最終日、最終組でプレーしたイ・ボミ(韓国)は、「75」とスコアを伸ばせず、首位と4打差の3位タイ。それでも、重圧の中で4日間を戦い抜いたイを、ギャラリーの温かい拍手が包んだ。

「カップも段の上に切られていたし、グリーンも硬くて難しいセッティングだった」とイ。「ずっとバーディが来るまで待っていたけど、こなかった。バーディを狙うパットもなかったくらい、ショットが良くなかった」と肩をすぼめた。

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首位の李知姫(韓国)と3打差で迎えた17番(パー3)では、「バーディが欲しかった」と、3Uでピンをかすめるナイスショットを放ったが奧にこぼれ、チップインを狙ったアプローチは3mオーバー。これを外し、終戦を告げるボギーとした。

それでも、「最終組で回れて素晴らしいと思うし、(大会前は)5位以内と思っていたけど優勝争いすることが出来たので満足しています」と胸を張った。今大会での獲得賞金は840万円で、賞金ランキング2位のテレサ・ルー(台湾)との差を、前週の約5160万円から5580万円へと広げることに成功した。

一方、ルーはプロアマ戦で痛めた右前腕上部の怪我により、最終日の朝の練習場ではわずか10球ほどしか球を打つことができなかった。痛み止めを飲んでぶっつけ本番でコースに出たが、「風が強かったけど、低い球を打つことができなかった」と右腕を見つめ、悔しさをにじませた。

この日は2バーディを奪いながらも、1ボギー、2ダブルボギーの「75」。通算3アンダーで7位タイに踏みとどまるのがやっとだった。日を追うごとに「だんだん悪くなってきた」という右腕の状態。当初から欠場予定だった次週に台湾へと戻り、病院で診察してもらうという。帰り際には「大丈夫!」といつもの笑顔を絶やさなかったが、休み明けの「TOTOジャパンクラシック」への出場は不透明だ。

なお、次週はイも欠場予定のため、賞金女王の確定は最速で2週間後の「TOTOジャパンクラシック」となる見通し。両者の差が6100万円以上となれば、イの女王戴冠が決定する。(兵庫県三木市/今岡涼太)

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2015年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース



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