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ボギーで笑、バーディには怒!? プロ2年目の江澤亜弥が見つけたメンタル術

気持ちのコントロールはゴルファーにとって重要だ。釈迦に説法には違いないが、プロでさえその加減は難しい。プロ2年目の21歳・江澤亜弥も、ラウンド中に気持ちを落ち着ける方法を模索してきたという。

メジャー並みのセッティングだった前週の「ニトリレディス」(北海道・小樽CC)で、11位タイに入った。プロ転向後の29試合目で、自己最高の順位だった。その流れを継ぎ、4日(金)開幕した「ゴルフ5レディス」(岐阜・みずなみCC)初日、5バーディ、2ボギーの「69」で、3アンダーの4位発進を決めた。

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「これまではラウンド中に感情の起伏が激しかったが、できるだけフラットに保つやり方を見つけた」と、顔をほころばせた。

きっかけとなったのは、所属先が主催しホステスプロとして臨んだ1カ月前の「大東建託・いい部屋ネットレディス」(山梨・鳴沢GC)。初日前半をオーバーパーとする苦しいスタートになった中、キャディから「常に心をフラットにしなければだめだよ」と声をかけられた。3日間を「71」「71」「72」(パー72)とし、それまでの最高順位の17位タイで終えて、ホステスプロの重責を果たした。

そのときに見出した気持ちを落ち着かせる方法とは「ボギーになったら笑顔、バーディを獲ったら怒る、くらいの気持ちでやる」だという。

少し分かりにくいが「バーディだと心の中でうれしくなるけど、ニヤッとするのではなくて『まあまあ』と落ち着かせる。入れたかったパーパットが入らないとカーッとなるけれど『まあまあ』と沈める」とか。まずは「まあまあ…」と自分に話しかけることがポイントのようだ。

通算2オーバーでフィニッシュしたニトリレディスでは、高速グリーンに「苦しいパットが残った」が、「まあまあ…」に続けて「外しても、みんな苦しいんだと考え、(心に)波風を立てないように」して乗り切った。

ゴルフを離れても、他人から指図されるといらだちやすかったというが、この方法を始めてから「わたしのことを考えて言ってくれているんだと、ワンクッション置けるようになった」という。思わぬ効能も伴ったようだ。(岐阜県瑞浪市/片川望)

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