「成長していると思う」 渡邉彩香の進化が詰まった通算2勝目
2015年 フジサンケイレディスクラシック
期間:04/24〜04/26 場所:川奈ホテルGC富士コース(静岡)
渡邉彩香 地元で“今週こそ”イーグル宣言
国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」が24日(金)、静岡県の川奈ホテルGC富士コースで開幕する。前日のプロアマトーナメントに、コースがある伊東市に隣接する熱海市出身の渡邉彩香が出場。18ホールの最終調整を行った。
ツアー屈指のパワーヒッターとして鳴らし、2014年にはイーグル数「8」(35試合/110ラウンド)で1位を記録した渡邉だが、今シーズンは前週までの7試合で「0」にとどまっている。しかしこの日は「4番(468yd)、5番(470yd)のパー5でイーグルを2つ獲った」と、イーグルパットを沈めた同組アマチュアの助けもあり、2連続イーグルに頬を緩めた。
<< 下に続く >>
「(イーグルを)獲りたい気持ちはあるけど、狙って獲れるものではない」という言葉の通り、第2打をウッドでピンに寄せるのは至難の業。ただ今週は、アウトのパー5を「ミドル(ホール)だと思って狙って行きたい」という。特に打ち下ろしの5番は、ティショット次第で第2打をアイアンで狙えるチャンスホール。この日も4Iで2オンに成功し、イーグルにつなげてみせた。
18ホール中、最長の568ydを誇る12番(パー5)でも、「セカンドは3Wで届くので、狙える」と果敢に攻めることを宣言。「イーグルも含めて、4つのロングで伸ばせれば、ほかのホールをプレッシャーなくまわれる」と息巻いた。
今季は開幕から3試合連続で予選落ちを喫したが、徐々に調子を上げ、3週前の「ヤマハレディースオープン葛城」で早々に今季1勝目。加速する勢いとともに、自身への期待も増すばかりだ。「ここ何試合かは悔しい気持ちの方が強いけど、内容が良くなっている。開幕前のイメージ通り」と、ここ数戦の順調な流れに身を委ねていく。(静岡県伊東市/糸井順子)