手首に東芝のリストバンド型活動量計「Actiband」を装着して写真に収まる豊永と堀

東芝は26日（木）、東京都内で記者会見を開き、女子プロゴルファーの豊永志帆（24）、堀琴音（18）と3年間の所属契約を結んだと発表した。2人は、次週に開幕する2015年国内女子ツアー初戦の「ダイキンオーキッドレディス」から、「TOSHIBA」のロゴが入ったウェアやキャップ、キャディバッグを使用する。

田中久雄社長は「両選手のひたむきに挑戦し続ける姿勢に共感するとともに、実力と将来性を期待し、ゴルフ競技生活をサポートしていく」と述べた。同社では1980年代にトム・ワトソン氏をテレビCMに起用した経緯はあるが、プロゴルファーと所属契約を結ぶのは今回が初めて。

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契約用のジャケットを羽織る豊永「優勝してジャケットが着たいです」

今年がプロ4年目となる豊永は「今まで以上に気持ちが引き締まる思い。東芝グループ20万人のみなさまとともに、さらなるイメージアップに貢献できるよう頑張りたい。期待に添えるよう、自ら成長し努力を続ける」とコメントした。

豊永は今季のレギュラーツアー出場資格を保有しておらず、スポンサー推薦などで参戦する。主戦場は下部のステップ・アップ・ツアーになると考えおり「最低でもステップで2勝はしたい。限られた試合数だが、レギュラーツアーでも優勝を狙いたい。優勝ジャケットに袖を通したい」と抱負を語った。

昨年プロ転向した堀は、今季が実質的にフル参戦1年目となる。「日本を代表するグローバル企業に契約を結んでもらい大変光栄。オフはタイで合宿を行い、開幕戦に向けた準備はできた。年間を通して出場するのが初めてなので、試合の合間でのオンとオフの使い分けや、試合中でもトレーニングを怠らないなど体力面での強化をしていきたい」と話した。

「試合よりも緊張する」と、契約の記者会見に挑んだ堀琴音

2人は、スマートフォンと連携して消費カロリーや睡眠時間、食事内容などを記録・管理する東芝のリストバンド型活動量計「アクティバンド」を手首に装着することで、健康面のサポートも受ける。

試合でも腕に巻いたままプレーするといい、「毎日8時間以上寝たい」とする堀は寝るときも身から離さず、睡眠サイクルを測定。夏場に食欲が減退して体重が落ちることに悩む豊永は、ラウンド中や日常生活でのカロリー消費量などを測定するという。（東京都港区／本橋英治）