国内女子ツアー

金田久美子が涙の突破 諸見里、工藤らも来季出場へ/国内女子ファイナルQT

2014/12/05 17:57
シードを喪失した金田久美子は23位通過。無事に来季ツアー出場権を手にした

静岡県の葛城ゴルフ倶楽部で行われた国内女子ツアーの来季出場優先順位を決めるファイナルQTは5日(金)、4日間にわたる全日程が終了した。

冷たい強風が吹き荒れた過酷な72ホールを、唯一イーブンパーでプレーした佐藤靖子がトップ通過。シード喪失組では、ヤング・キム(韓国)が5位、三塚優子が10位、福田裕子が12位、金田久美子が23位、若林舞衣子が31位。プロ10年目にして初めて国内QTに回った諸見里しのぶは34位に入り、来季の出場権を手にした。

例年は上位35人前後に入れば、出場資格が限られた試合を除くほぼ全試合への出場が可能になる。

金田は今季賞金ランク58位に終わり、3年間保持してきたシード権を喪失。今週初日も58位と出遅れ、「人生が終わったかなと思った」との逆境からナイスカムバックを遂げた。1年を通して不調が続いたパットには、今週も苦しめられた。「ショットは良い。もうこんな1年は嫌なので、毎日パットを練習していきたい」と声を詰まらせ、涙を拭った。

主な上位では、2011年、12年の韓国女子ツアーで賞金女王を戴冠したキム・ハヌル(韓国)が13位。今季賞金ランク53位で惜しくも初シードを逃した工藤遥加が15位。斉藤愛璃が29位に入った。

今年のプロテスト合格組では、堀琴音が45位、柏原明日架が58位となり、来季は試合数が限られながらのツアー出場となる。

<上位35人と主な順位>
順位/スコア/選手名
1/0/佐藤靖子
2/+4/イ・ジミン
3/+4/金井智子
4/+5/東浩子
5/+6/ヤング・キム
6/+7/土肥功留美
7/+7/大和笑莉奈
8/+7/鬼澤信子
9/+8/ペ・ヒキョン
10/+8/三塚優子
11/+8/松森彩夏
12/+8/福田裕子
13/+9/キム・ハヌル
14/+9/大谷奈千代
15/+9/工藤遥加
16/+9/川満陽香理
17/+9/上野藍子
18/+9/ジョン・ジェウン
19/+9/リー・ジュヤン
20/+10/福嶋浩子
21/+10/江澤亜弥
22/+11/井芹美保子
23/+11/金田久美子
24/+12/田中美弥子
25/+12/青木瀬令奈
26/+12/種子田香夏
27/+13/ウェイ・ユンジェ
28/+13/斉藤裕子
29/+13/斉藤愛璃
30/+13/山本薫里
31/+13/若林舞衣子
32/+13/上原美希
33/+14/菊地明砂美
34/+14/諸見里しのぶ
35/+14/武尾咲希


45/+16/堀琴音
58/+18/柏原明日架
63/+19/中村香織
67/+20/辻梨恵
78/+24/青山加織