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香妻琴乃と渡邉彩香 前半戦の主役は5打差逆転狙う

「LPGAツアー選手権リコーカップ」初出場組の香妻琴乃渡邉彩香が、3日目は「72」と伸び悩み、通算6アンダーの4位タイに後退した。2日目を終えた時点では2位タイと、前半戦を上位で引っぱった2人だが、首位との差は2打から5打に開いてシーズン最後のラウンドを迎える。

香妻は、2日目までキープしてきたアンダーパー(68-70)を逃しての失速。「昨日まではショットがブレてもパーを拾えていたけど、今日はグリーンを外したときにボギーにつながった」とショートゲームの乱れを挙げ、前半4番から8番までの5ホールで喫した4ボギーを悔いた。

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その状況から、4バーディを奪い返すナイスカムバック。13番では93ydの2打目がピン下を直撃し、カップの右端を崩しながら左1.5mにつけるスーパーショットでギャラリーを沸かせた。「差はちょっと開いてしまったけど、明日は最初のホールからバーディを狙っていきたい」と、ツアー初優勝に向けて気合いは十分だ。

一方の渡邉も、香妻と同じく波が上下する1日に。「ちょっとのミスが許せず、気持ちの浮き沈みがあった」と前半4番から6ホールで3ボギーを叩いて後退しながらも、「切り替えていこうと、ガマンすることができた」とバックナインの2バーディで息を吹き返した。

「爆発すれば届かない差ではない。今日ガマンした分、明日につながると思うし、最後まで諦めないでやりたい」。ラスト2日間のテーマは、優勝への意識を強く持ち続けること。初日「66」をマークしていることも、渡邉のハートを支える1つになっている。「初日くらいパットが入れば(24打)、7、8アンダーは出ると思っている」と、強気の言葉を続けた。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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