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横峯さくら “ミセス初V”逃すも悔いなし

国内女子ツアー「富士通レディース」最終日、3位から出た横峯さくらは通算11アンダーでホールアウトし、アン・ソンジュ(韓国)、菊地絵理香と首位に並んでプレーオフへ。しかし、アンが1ホール目にただ1人バーディを奪い、今年4月に結婚してからの“ミセス初優勝”はお預けとなった。

2打差を追う横峯は「ボギーを打たないゴルフ」をテーマにスタート。ボギーこそ叩かないがバーディも来ない静かな展開が続き、スコアが動いたのは後半14番。3mのバーディパットを沈めると、15番では4m、さらに16番でも5mと3連続バーディを奪い、首位とは1打差に肉迫した。

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しかし、続く17番(パー3)でティショットをグリーン奥のバンカーに入れると、2打目はピンを4mオーバー。初日の前半2番以来、今大会2つ目のボギーを喫した。最終18番も3打目のアプローチがピンを3mオーバー。ここはパーパットを決めてプレーオフに持ちこんだが、優勝までは手が届かなかった。

「優勝できていれば、それに越したことはないですし、すごくハッピーなことだと思います。でも、久しぶりに優勝争いをすることができましたし、最後の最後まで戦うことができて、プレーオフまでできて本当に良かったと思います」。

昨年11月以来の優勝を逃したことには「残念ですけど、今後の試合を戦う上で手応えがあります。状態がすごく良くなってきたなと思います」と、満足感すら漂わせる。この3日間、ラウンド中も笑顔が目立った横峯。「今週のテーマはボギーを打たないことと、もう1つ、笑顔というのがありました」と微笑みとともに明かし、コースを後にした。(千葉県千葉市/本橋英治)

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