アンが2週連続Vに王手 横峯さくらが2差3位に迫る
2014年 富士通レディース
期間:10/17〜10/19 場所:東急セブンハンドレッドC(千葉)
速い日本に戸惑い? 宮里藍が連日ボギー発進となった理由
今季2度目の日本ツアー参戦となる宮里藍が「富士通レディース」の2日目を3バーディ、3ボギー「72」でラウンド。2日連続のパープレーで順位を35位から29位に上げた。
スタートの1番(パー5)で2日連続となる3パットのボギーを喫した宮里は、続く2番も3パットで連続ボギー。一時は予選カットラインを下回る2オーバーまでスコアを落としたが、ホールアウトまでにきっちりイーブンパーにスコアを戻し、決勝ラウンド進出に「大満足です!」と満面の笑みを浮かべた。
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序盤の連続3パットについて、宮里は「プレーのスピードが合わなくて」と、コースやパッティング技術ではなく、日米のプレーテンポの違いを挙げた。「トップ(第1組)から3組目ということもあったのですが、みんなルーティンが速いんですよね。私のペースでできなくて、しっかりと落ち着いてできていなかったですね」。
米ツアーを主戦場とする宮里は「向こうはすごく遅いです。私も速いほうではないですが、毎試合ごとにプレースピードについては、注意されたりしていて問題が多いです。でも日本はこれ以上速くする必要はないと思う」と、日米の両ツアーを知る宮里は見解を明かした。
「日本ツアーも急ぐように言われているようですが、選手がかわいそうだと思うこともありましたね。特にアメリカは予選で144人のフィールドなので、日没を考えて速くする必要がありますが、日本だと今週も96人しかいないでよね。今の日本のペースがちょうどいいなと思います」
序盤にそのプレースピードに戸惑いスコアを落としたが、3ホール目以降はテンポを取り戻してスコアの立て直しに成功。「パッティングもだいぶ良い感覚になってきたので、明日もこの感覚で行けばバーディを獲っていけると思う」。2日連続で躓いた反省を最終日のスコアで表現するつもりだ。(千葉県千葉市/本橋英治)